【12月14日 AFP】2008年の次期米国大統領選挙に向けた民主党候補者による討論会が13日、アイオワ(Iowa)州ジョンストン(Johnston)で行われた。全米で最初に候補者選出が行われる同州の民主党予備選挙前としては最後の討論会となる。ヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)上院議員とバラク・オバマ(Barack Obama)上院議員は、どちらが改革を進めるのにふさわしいか示すべく論戦を繰り広げた。 オバマ上院議員はイラク戦争や地球環境問題を「緊急に対策を要する問題」だと指摘、「米政府中枢の仕組みを変えなければ、これらの問題は解決しない」と強調した。 これに対し、クリントン上院議員は期待しているだけでは改革は実現しないと語り、改革を実行するには長期間公職に就いていた自身の経験が必要だとして、オバマ上院議員の経験のなさを強調した。 また、クリントン上院議員は、ブルーカラーの仕事の国外流出を招いたとして自由貿易協定の見直しも行うとの姿勢を示した。自由貿易協定の一部は、夫であるビル・クリントン(Bill Clinton)元大統領の時代に締結されたものだが、現在は米国の労働者にとって不利な状況を作り出しているとしている。 クリストファー・ドッド(Christopher Dodd)上院議員は中国が奴隷労働を行っているとして非難し、ビル・リチャードソン(Bill Richardson)元国連大使も人民元の為替改革問題などにからめ「戦略的競争相手」だとの見解を示し、中国への攻撃を強めている。 アイオワ州での世論調査では3位につけているジョン・エドワーズ(John Edwards)元上院議員は、米国政府は「腐敗した権力と貪欲」に支配されていると語り、現政権を批判した。 CNNとWMURが共同で行ったニューハンプシャー(New Hampshire)州の世論調査によると、支持率30%のオバマ上院議員に対し、クリントン上院議員は31%でわずかにリードしている。11月に行われた同じ世論調査からすると、クリントン上院議員は5%ポイント下落しているのに比べ、オバマ上院議員は8%ポイント上昇している。同州の予備選挙は1月8日に行われる。(c)AFP/Stephen Collinson