バリボのジャーナリスト5人殺害事件、豪検視官が報告

11月17日 04:22


東ティモールのディリ(Dili)で発生した銃撃戦から退避するため、警官に付き添われて空港に向かう外国人ジャーナリスト(1999年9月4日撮影)。(c)AFP/Emmanuel DUNAND


【11月17日 AFP】1975年にインドネシア軍が東ティモールに侵攻した際、英、豪、ニュージーランドのジャーナリスト5人が殺害された事件で、豪検視官は16日、同軍が侵攻の事実を隠ぺいするため、5人を計画的に殺害したとの捜査結果を報告した。  事件を担当するニューサウスウェールズ(New South Wales)州のDorelle Pinch副検視官によると、戦争犯罪が行われていた可能性があることを示す証拠があるため、起訴に向け、事件を豪連邦検事総長に付託する見通しだという。  同副検視官は、「ジャーナリスト5人は戦闘において偶発的に殺害されたのではない。彼らは自分らの立場を訴えたにもかかわらず、拘束され、故意に殺害された」と主張する。  一方、インドネシア当局は、このジャーナリスト5人についてインドネシア軍の侵攻以前に銃撃戦に巻き込まれ死亡したと説明しているが、5人の遺族は殺害を主張している。  インドネシア外務省の報道官はジャカルタ(Jakarta)で、「捜査結果によってわれわれの立場、および当時バリボ(Balibo)で起きたことに関するわれわれの主張が変わるわけではない」と退け、「インドネシア政府にとって、この問題は解決済みだ」とした。  ジョン・ハワード(John Howard)豪首相は、検視官の捜査報告書に目を通してから、どのような措置を取るべきかを助言したいと述べた。(c)AFP/Lawrence Bartlett