【10月26日 AFP】2007ツール・ド・フランス(2007 Tour de France)を制したアスタナ(Astana)のアルベルト・コンタドール(Alberto Contador、スペイン)が25日、2008年7月5日から27日にかけて開催される2008ツール・ド・フランス(2008 Tour de France)で大会2連覇を果たすためには、アルプデュエズ(Alpe d'Huez)山頂を目指して走る第17ステージが最大の山場になるという見解を示した。 この日2008ツール・ド・フランスのコースが発表され、主催者側はプロローグステージの廃止や第1週から少人数によるスプリントステージを行い全てのステージにおいてボーナスタイムが廃止されるなどいくつかの変更点を明らかにしている。 数年前のレース中の事故が原因で脳内出血を発症し、そこから命懸けでレースに復帰したコンタドールは、7月に行われた2007ツール・ド・フランスでプレディクトール・ロット(Predictor-Lotto)のカデル・エヴァンス(Cadel Evans、オーストラリア)に23秒差をつけて初優勝を果たしているが、2人の差はコンタドールが山岳ステージで獲得したボーナスタイムによるものが大きかった。 そのため。エヴァンスは仮にボーナスタイムがなければ2007ツール・ド・フランスで優勝を飾っていたため、このルール改正によって恩恵を受けることになることが予想される。 通常優勝を口にするようなタイプではないエヴァンスは「こんなことを言うのはまだ早すぎるけど、もし来年のツール・ド・フランスでも今年のようなレースができれば、優勝することができると思う。第1週の平坦ステージではリードを許すことになるだろうけど、多くの選手がそうするように私も第2週の山岳ステージにより集中していくことになるだろう」とコメントし、山岳ステージに突入する2週目以降がレースの鍵になると指摘した。 またボーナスタイムの廃止について同選手は「机上の論理で言えばボーナスタイムがなければ2007ツール・ド・フランスは私が制していたかもしれない。しかしそんなことは誰にもわからない」としながらも、「コンタドールはしっかりと準備をする必要がるだろう。私は未だにアルプデュエズの山頂を目指して良い結果を見たことがない。ただ間違いなく第17ステージがレースの最大の山場になるだろう」とコンタドールに警告を発した。 2007ツール・ド・フランス第14ステージ(マザメからプラトードベイユ、197キロメートル)を制したコンタドールも「第17ステージを制して優勝を狙う。非常に難関な登山になるが、優勝できると信じている。このコースは今年の第14ステージに少し似ていると思うんだ」と語り、合計210キロメートルに及ぶアンブラン(Embrun)から途中ガリビエ峠( Col du Galibier 、20.9キロメートル)やクロワ・ド・フェール峠(Col de la Croix de Fer、29.2キロメートル)を越えてアルプデュエズ(Alpe d'Huez)山頂を目指す第17ステージが最大の山場になるというエヴァンスの考えに同調した。 (c)AFP