政府、ミャンマーへの援助削減を検討へ
10月03日 19:50
2007年10月3日、ミャンマーの最大都市ヤンゴン(Yangon)の青果市場で行商する男性。(c)AFP
【10月3日 AFP】政府は3日、映像ジャーナリストの長井健司(Kenji Nagai)さんがミャンマーの反軍事政権デモを取材中に射殺された事件を受け、同国に対する援助削減を検討する方針を明らかにした。 高村正彦(Masahiko Komura)外相の発表によると、ポリオ予防接種支援などミャンマーの民間人が恩恵を受ける人道支援は継続するものの、「日本・ミャンマー人材開発センター」建設への援助などを当面停止する方向で検討していく。 政府は2003年に、ミャンマーの民主化運動指導者アウン・サン・スー・チー(Aung San Suu Kyi)さん拘束に抗議し、同国に対する社会基盤整備事業など大型プロジェクト向けの低利貸し付けを中断したことがある。 今回のミャンマー政府による軍政抗議デモへの弾圧に対し、日本はこれまでは例外的に欧米諸国と協調せず、人道目的の援助を継続してきた。 しかし援助削減の検討により、流血の事態となったデモ弾圧や長井さんの死亡により、政府が同軍事政権に対してより厳しい措置を講じる用意があることが示されたといえる。(c)AFP