シリア、領空侵犯でイスラエルを国連に提訴

09月12日 21:10


2007年2月21日、イスラエル北部のゴラン高原(Golan Heights)で、軍需物資の投下訓練を行うイスラエル空軍機。(c)AFP/IDF/ABIR SULTAN


【9月12日 AFP】シリア政府は11日、前週にイスラエル軍戦闘機がシリア領空を侵犯しシリア領土内に弾薬を投下した事件について、「明らかな国際法違反」だとして国連(UN)に提訴した。  提訴について、シリアのBashar Jaafari国連大使は「イスラエルによる目にあまる領空侵犯」について国際社会の目を向けさせたいと述べた。  AFPが入手したシリア大使が潘基文(パン・キムン、Ban Ki-moon)事務総長および、現在安保理議長国のフランスのジャンモリス・リペール(Jean-Maurice Ripert)国連大使に宛てた書簡によると、書簡のなかでJaafari大使は、イスラエル軍の戦闘機が6日にシリア北方の国境を侵犯し「数個の弾薬」を投下した事実を説明。  さらに、「イスラエルは2003年にも意図的に民間施設への爆撃などの『犯罪』を行っている」と非難した。  一方で、弾薬投下は被害を加える意図のものではなかったとも付け加えている。  領空侵犯事件についてある米国防省高官は11日、イスラエルによるシリア領土内への弾薬投下は、レバノンのイスラム教シーア派原理主義政党ヒズボラ(Hezbollah)の再武装の阻止を促すイスラエルからシリアに向けたメッセージだとの見方を示した。(c)AFP