タリバンから解放された女性2人の親族、「残された人質を思うとつらい」

08月14日 16:47


解放された韓国人のキム・ジナ(Kim Gin-A)さん(32、左)とキム・ギョンジャ(Kim Kyung-Ja)さん(37)(2007年7月13日撮影)。(c)AFP/The Saem-Mul Presbyterian Church


【8月14日 AFP】アフガニスタンでイスラム原理主義勢力タリバン(Taliban)に拉致された韓国人ボランティアグループのうち、前日に解放された女性2人は14日、帰国の途に着く予定だ。解放された2人の親族は喜びを語る一方で、同時に残る19人の人質の安否への懸念も示した。  韓国大使館報道官の発表によると、解放されたのは健康を害しているとされたキム・ジナ(Kim Gin-A)さん(32)とキム・ギョンジャ(Kim Kyung-Ja)さん(37)の2人で、南部ガズニ(Ghazni)州近くで13日夜、国際赤十字関係者に引き渡された後、韓国政府関係者の元に向かった。  韓国外交通商省筋によると、2人は帰国前に首都カブール(Kabul)北部の韓国軍部隊が駐留するバグラム(Bagram)基地で、健康診断を受けることになっているという。  2人のアフガニスタン出国の詳細は未定だという。    人質の親族らは、前月末にグループが拉致されて以来、ソウル郊外の教会の地下室で待機を続け、互いに励まし合っている。  解放されたキム・ジナさんの兄弟のキム・ジウン(Kim Ji-Ung)さんは「解放されてほっとしている」と語る一方で、「まだ拘束されたままの人質のことを思うと心が重い」と気遣いを見せた。人質の親族らは全員が解放されるまで共に教会に残り続けるという。  ジナさんの母親のソン・イェンジャ(Seon Yeon-Ja)さん(60)も、当初は喜びを示したものの、「グループの2人は遺体となって帰国し、残りの仲間がまだ捕らわれていることを思うと本当に悲しい」と顔を曇らせる。  一方、AFPは13日、韓国人グループが拉致された数日前の7月18日にタリバンに拉致されたドイツ人とみられる男性から電話を受けた。  Rudolph Blechschmidtと名乗るこの男性は、片言の英語で「現在はタリバンと山岳地帯にいる」と述べ「体調も非常に悪く、タリバンは自分を殺害するつもりだ」と語り、ドイツ政府に対し救出を訴えた。  この電話の信ぴょう性については確認できていない。  技術者のRudolph Blechschmidtさん(62)は、7月18日に同僚とともにタリバンに拉致された。同僚のドイツ人は数日後、射殺体となって発見されている。(c)AFP/Mohammad Yaqob