【8月14日 AFP】サッカー、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)は13日、ウェストハム(West Ham)から2年間のレンタルで獲得したアルゼンチン代表のFWカルロス・テベス(Carlos Tevez)の入団会見を行った。 テベスは、移籍に関して第三者の介入があった問題でプレミアリーグから長期に渡って調査を受けていたため移籍が大幅に遅れていたが、マンチェスター・ユナイテッドは2年間のレンタルの形でテベスの獲得にこぎつけ、10日に移籍手続きを完了している。 テベスと共に会見に出席したアレックス・ファーガソン(Alex Ferguson)監督は「カルロスは15日に行われるポーツマス(Portsmouth)戦でデビューを飾るだろう。休養と練習の時間を与えるため当初は19日に行われるマンチェスター・シティ(Manchester City)とのダービーでデビューさせるつもりだったが、彼は11日と12日にハードな練習を行っており、現在は15日の試合に向けて軽めの調整を行っている」と語り、12日に行われたレディング(Reading)との2007-08シーズンの開幕戦でウェイン・ルーニー(Wayne Rooney)が左足を亀裂骨折したことに伴い、テベスのデビューが早まったことを明かした。 また、ファーガソン監督は「(テベス獲得を巡って)競争があったのは事実だが、彼はマンチェスター・ユナイテッドへの入団を望み、その意向に沿う形で問題は解決した。我々は早い段階でテベスの獲得に乗り出し、多くの時間がかかってしまったのは事実だが、彼はそれだけの価値がある選手だ。最も重要だったのは、彼が既にプレミアリーグで自らの力を証明していることだ。テベスがウェストハムを降格の危機から救ったことに疑いの余地は無い。このことは非常に大きな印象を与えた。ウェストハムは残り9試合で7勝を挙げて残留を果たしたが、それは彼の力による部分が大きかった。彼はチャンスを生かし自分がワールドクラスの選手であることを証明した」とテベス獲得の経緯について語った。 テベスは「夏の間に何が起こっているのか知らないでいることは不可能だった。(アルゼンチン代表として出場した)コパ・アメリカ2007(Copa America 2007)が終わりに近づいても問題が解決されないことで状況がいかに困難であるかを理解した。サッカーをやめようとは一度も考えなかった。それはまた別問題だからね。それでも夏の間とても苦しめられたよ。ウェストハムを離れることは辛く難しい決断だったが、マンチェスター・ユナイテッドでプレーする魅力には勝てなかった」と苦しい胸の内を明かした。また、テベスは「サッカーをする時にプレッシャーを感じたことは一度も無い。楽しむためにピッチに立っているからね。ウェインのような偉大な選手を失うことはチームにとって大きな痛手となるが、マンチェスター・ユナイテッドのようなビッグクラブには多くの偉大な選手が揃っている」と語っている。(c)AFP/Ian Winrow