バリ島で初の鳥インフルエンザ死者を確認

08月13日 19:42


インドネシアのバリ(Bali)島デンパサール(Denpasar)の市場で売られる鳥(2007年5月23日撮影)。(c)AFP/SONNY TUMBELAKA


【8月13日 AFP】インドネシア保健省は13日、バリ(Bali)島で初の高病原性鳥インフルエンザA(H5N1) による死者を確認した。同国内での鳥インフルエンザによる死者は計82人となった。  死亡したのは、観光の中心地からは離れたバリ島北西部に住む女性(29)。女性は前日12日に死亡した。  インドネシア国家鳥インフルエンザ委員会のBayu Krisnamurti委員長は記者会見で、「エイクマン研究所(Eikman Institute)および保健省の研究室の両方のテスト結果で陽性だった」と発表。死亡した女性の5歳の女児も3日に死亡しているが、遺体から試験用のサンプルを採取しなかったため、死因が鳥インフルエンザかどうかを確認できていない。一方、近所に住む女児(2)も12日に入院しており、感染が疑われているという。  インドネシアでは鳥インフルエンザのヒトへの感染を確認する場合、2つのテストでの陽性反応検査を義務付けている。  首都ジャカルタ(Jakarta)にある鳥インフルエンザ情報センター(Bird Flu Information Centre)の研究員によると、バリ島の犠牲者が発生した近辺では最近、鳥インフルエンザにより鶏が死んでいた。バリ島で初めて同ウイルスが発見されたのは1年以上前で、やはり同島北西部の鶏数百羽が死んだが、当時はヒトへの感染は確認されなかった。  ウイルスがヒトに感染しやすいように変異すれば、世界中で数百万人が犠牲になる恐れがあるとして科学者らは警戒している。  インドネシアで最初に鳥インフルエンザのヒトへの感染が発見されたのは2005年7月。今回の女性を含めて82人が死亡しており、インドネシアは鳥インフルエンザによる死亡者数が世界最悪となっている。(c)AFP