グーグル、「ワンナンバーサービス」のGrandCentral Communications買収
07月04日 11:59
2007年6月19日、パリで記者会見するグーグル(Google)のエリック・シュミット(Eric Schmidt)会長兼CEO(最高経営責任者)。(c)AFP/MARTIN BUREAU
【7月4日 AFP】インターネット検索大手グーグル(Google)は2日、電話通信管理サービス企業GrandCentral Communicationsを買収したと発表した。 GrandCentral Communicationsは、個人が持つ携帯、自宅、職場などの電話番号を全て同一の番号にまとめる「ワンナンバーサービス」を提供している。 GrandCentral Communicationsは、IP電話ソフト会社Dialpad Communicationsを共同運営していたクレイグ・ウォーカー(Craig Walker)氏とビンセント・パケット(Vincent Paquet)氏が2005年に設立したベンチャー企業。 「ワンナンバーサービス」についてウォーカー氏は、サンフランシスコ国際空港(San Francisco International Airport)で仕事上の電話連絡をとろうとして混乱をきたした自身の体験から思いついたという。 グーグルは、GrandCentral Communicationsの技術が利用者間の情報交換サービスの向上を目指すグーグルのビジネス戦略に合致すると表明したが、買収額は明らかにしなかった。 同サービスはまだ試験段階で、グーグルがこのサービスをもとにどのような展開を狙っているかは不透明。(c)AFP