ルクセンブルクで欧州外相会議が開幕

06月17日 16:33


2007年6月16日、ドイツ東部のMesebergでポーランドのレフ・カチンスキ(Lech Kaczynski)大統領を歓迎するドイツのアンゲラ・メルケル(Angela Merkel)首相(左)。(c)AFP/DDP/MICHAEL URBAN


【6月17日 AFP】ルクセンブルクで17日、EU加盟国の外相会議が開幕する。2年前フランスとオランダの国民投票で否決された欧州憲法条約に代わる条約の成立に向けた協議の他、国際問題全般が話し合われる。  午後開かれる会合では、EU理事会議長国のドイツが提出した報告書をもとに協議が行われる。この報告書は新条約に関する議論の進捗状況や、条約に基本的人権についての規定を盛り込むか、「憲法」という文言を盛り込むかなど、加盟国間で意見の分かれる点を提示している。最も加盟国間の立場の違いが鮮明な将来の投票制度については言及を避けている。  ドイツはその報告書で「条約修正の古典的手法への回帰」を提案している。このため新しい条約は、既存の条約を差し替えるのではなく、既存の条約に修正を加えるものになるとみられる。これにより、いくつかの加盟国では、国民投票を回避することも可能になる。  しかし、提案されている改正案のなかには、EUを「単一の法的主体」と規定する文言を含むものもあり、欧州統合懐疑派が反発する場面も予想される。  18日は国際問題全般について話し合われる。特に武力衝突で事態が悪化したガザ地区の問題が議論されるとみられる。  外相会議の後、21日からEU本部のあるベルギーのブリュッセルで欧州首脳会議が行われる。(c)AFP