【ロンドン/英国 16日 AFP】ポルトガル南部で英国人のマデリン・マクカーン（Madeleine McCann）ちゃん（4）が行方不明になっている事件で、容疑者として地元警察から事情聴取を受けていたRobert Murat氏（32）が15日、英スカイニューズ・テレビ（Sky News）を通じて自身の無実を訴えた。 　Murat氏はテレビへの出演は拒否したため、キャスターが同氏の声明を読み上げた。内容は、「容疑者扱いされたことで、私の人生はめちゃくちゃにされた。それだけでなく、ポルトガルや英国での私と家族の生活が、今後は困難なものとなってしまった」というもの。 　また、現在の苦境から解放される唯一の望みは「真犯人が逮捕されることだ」と述べ、「私は、自分が犯してもいない犯罪のぬれ衣を着せられた」と訴えた。 　マデリンちゃんはポルトガル南部の保養地アルガルベ（Algarve）に両親と休暇に来ていた3日、両親が滞在先近くのレストランで食事をしていた間に、行方がわからなくなった。 　写真は15日、アルガルベで撮影されたMurat氏。同氏のアパートは、マデリンちゃん一家のリゾートアパートから約100メートルほどの位置にある。(c)AFP/MELANIE MAPS