【ロンドン/英国 2日 AFP】著名人に関する話題を扱う英国誌「OK!」が、米国の俳優マイケル・ダグラス(Michael Douglas)さんと女優キャサリン・ゼタ・ジョーンズ(Catherine Zeta-Jones)さんの結婚式の写真掲載をめぐり、ライバル誌「Hello!」を訴えていた裁判で、「OK!」誌側が2日、勝訴した。 英国の最高裁判所に相当する上院(貴族院)の上訴委員会は2日、判事5人による採決を行い、「OK!」誌が同カップルと100万ドル(約1億2000万円)で結んだ契約による結婚式の独占撮影権について、3対2で認める裁定を下した。 一方、「OK!」誌側が「Hello!」誌に掲載された写真を「営業妨害」と主張した点については、「OK!」誌の販売に危害は与えられなかったとして認めず、800万ポンド(約19億1300万円)に及んだ裁判費用については「OK!」誌と「Hello!」誌の両者で折半するよう命じた。 ダグラスさんとジョーンズさんの結婚式は2000年11月にニューヨークのプラザホテルで行われた。「OK!」誌が独占撮影契約を結んだ一方で、「Hello!」誌は式を隠し撮りした写真を掲載した。 メディアに詳しい法律家らは判決前、「OK!誌側が主張する”機密保持の権利”が認められて勝訴した場合、個人の肖像を保護する新しい判例が英国に生まれることになる」と評していた。 BBCの「ニュース24」に出演した「Hello!」誌側の弁護人は判決に失意を表し、この判決により「著名人らに公衆が注目する情報の管理を許すまったく新しい権利をもたらすことになるだろう」と述べた。 「上訴委員会は、ある雑誌または媒体がある行事に対し適当な額を支払ったことに疑いはない、と述べた。その上で、委員会はそれを保護し、その”独占権”の一部に当たらない情報はすべて禁じられ、出版が許されない、と裁定したのだ」 撮影された側のゼタ・ジョーンズさんは2003年の控訴院の審問で、厳重に警備した結婚式に撮影許可を与えていない写真スタッフが乱入してきた際、「非常に驚き、ショックを受け、打ちのめされた気分になった」と証言した。 写真は2003年2月23日、「英国アカデミー賞(British Academy Film Awards)」の授賞式に到着したマイケル・ダグラス、キャサリン・エタ・ジョーンズ夫妻。(c)AFP/ODD ANDERSEN