【キエフ/ウクライナ 25日 AFP】ウクライナのビクトル・ユーシェンコ（Viktor Yushchenko）大統領は25日、総選挙を当初の予定から1か月延期して6月24日に実施すると発表した。大統領による議会の解散と、総選挙前倒しの決定はウクライナの政治危機に発展していた。 　ユーシェンコ大統領はテレビ演説で「ウクライナの抱える問題を民主的、平和的に解決するために、ウクライナの総選挙を6月24日に実施する大統領令に署名する」と述べた。 　これに先立ち西側のジャーナリストと懇談した同大統領は、親ロシア派勢力を「腐敗し、憲法を踏みにじっている」と非難。対立を克服し、勝利する自信を示した。 　写真は同日、首都キエフの憲法裁判所前で抗議集会に参加する親欧米派の支持者。(c)AFP/SERGEI SUPINSKY