「世紀の噴火」レユニオン島の火山活動、弱まりつつも継続 - フランス

04月09日 09:32


写真は6日、上空から見たフルネーズ山。溶岩流が山肌を流れ下り、海に接して水蒸気を上げる様子がわかる。(c)AFP/RICHARD BOUHET


【レユニオン/フランス】インド洋の仏海外県レユニオン島(Reunion)では、島東部にあるピトン・ドゥ・ラ・フルネーズ(Piton de la Fournaise)火山の噴火活動が8日も続き、溶岩流の流出が確認された。ただ、活動の勢力は噴火当初に比べ格段に弱まっており、住民への危険はなくなった。  現地の火山観測所によると、8日観測された溶岩噴出は10メートル程度。噴火口内の活動は弱まったが、山頂付近の崩落は続いているという。   住民や観光客らは、くすぶっている溶岩や、高層ビルほどの高さまで噴き上がるマグマなどを見ることができる。  今回の噴火は専門家らが「世紀の噴火」と呼ぶ大規模なものとなった。現地火山観測所の地震学者、Zacharie Duputel氏は、「観測史上で最大規模の噴火だ」と述べた。  爆発で山頂が崩れたほか、最大の噴火は高さ200メートルに達した。時速60キロの早さで流れ出した溶岩流は国道を分断。海に流れ込むと水蒸気が上がったが、水蒸気中の二酸化硫黄濃度は、危険なレベルには達しなかった。1日あたりの溶岩流出量は、およそ300万立方メートルと見られる。  1986年の大噴火では家屋8棟が焼失しており、当時の被害状況を記憶している住民の中には、「噴火ショー」を楽しめない人々もいる。  6日には南東部の村で約100人が緊急避難したが、押し寄せる溶岩と見えたのは山火事だったと判明し、2時間後に帰宅した。  写真は6日、上空から見たフルネーズ山。溶岩流が山肌を流れ下り、海に接して水蒸気を上げる様子がわかる。(c)AFP/RICHARD BOUHET