ワインの生産にも影響及ぼす地球温暖化 - フランス

04月01日 22:45


写真はボルドー地方Lansacのシャトー・フーガ(%%Chateau Fougas%%)で行われたブドウの収穫(2005年9月24日撮影)。(c)AFP/DERRICK CEYRAC


【ディジョン/フランス 1日 AFP】気温の高い年は通常、ワインの「当たり年」となるが、地球温暖化による影響で、21世紀末にはフランス南部や米カリフォルニア(California)州のブドウ畑で逆転現象が起こるとの懸念が広がっている。  米・南オレゴン大学(Souther Oregon University)のグレゴリー・ジョーンズ(Gregory Jones)助教授はデ、ィジョン(Dijon)で開催された地球温暖化のワインへの影響を論じるための会議で、「地球温暖化に関する第一段階での研究では、気温の上昇でワインの風味がよくなると発表された。だが将来的には、温暖化は多くの地域で壊滅的な影響を与える恐れがある」と述べた。  ジョーンズ助教授によると、水不足や病気の発生、洪水による土壌の浸食などの問題が連続して起きる可能性があるという。フランス国立農業研究所(INRA)のBernard Sequin氏も、「気温の上昇は一定の水準を超えると悪い影響を及ぼす」と、ジョーンズ助教授と同様の見解を示している。  温暖化の影響を最も強く受けるのは、南フランスやカリフォルニアといった気温の高い地域だ。今後も温暖化が現在と同様のペースで進行すれば、2100年にはカリフォルニア州でワインの栽培が可能となるのは、海風で気温が下がる沿岸部のみになる予測される。  スペインのブドウ畑の専門家、Gemma Mollevi氏は、ブドウの木を保水力のある日陰の土地に栽培し、散水をコントロールすることを提案する。  また、ボルドー(Bordeax)地方ではすでに調査が始まっていると、地元の専門家、Jean-Claude Hinnewinkel氏は語る。  具体的な対策は、どのブドウ品種が高い気温に順応できるかという検証と、ブドウの糖度が上がりすぎアルコール度数が過度に上がるなど、ワインの風味を劣化させる熱気をいかにして防ぐかに集中している。  写真はボルドー地方Lansacのシャトー・フーガ(Chateau Fougas)で行われたブドウの収穫(2005年9月24日撮影)。(c)AFP/DERRICK CEYRAC