25日発表、全米興行収入の結果発表 - 米国

03月26日 13:06


写真は、TMNTのサウンドトラックのリリース記念パーティーに登場したティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ。(c)AFP/Getty Images Bryan Bedder


【ロサンゼルス/米国 26日 AFP】ワーナー・ブラザーズ・ピクチャーズ(Warner Bros. Pictures)の新作アニメ映画「ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ(Teenage Mutant Ninja Turtles、TMNT)」が25日に発表された北米興行成績でトップに立った。  興行成績調査会社Exhibitor Relationsによれば、ティーンエイジャーで忍者の格好をしたミュータントのカメ4人組が悪と戦うTMNTは、2540万ドル(約30億円)の興行収入を上げ、それまで2週連続トップに君臨してきた「スリーハンドレッド(300)」を引きずり降ろす結果となった。1980年代~90年代にコミックで夢中になった大人たちが、この悪と闘うカメたちを見るために、親子連れで映画館に駆けつけたと見られる。  第2位は、物議を醸し出している作品「スリーハンドレッド」。ペルシャの大軍と300人のスペルタ兵が死闘を繰り広げたテルモピュライ(Thermopylae)の戦いを描き、2050万ドル(約24億円)を記録した。祖先を野蛮人のように描かれたとして、イランからは怒りの声が上がっているが、北米では公開3週間で1億6240万ドル(約190億円)の興行収入を叩き出し、サプライズヒットとなった。  公開1週目で1450万ドル(約17億円)の3位となったのは「Shooter」。マーティン・スコセッシ監督の「ディパーテッド(Departed)」で第79回アカデミー賞助演男優賞にノミネートされたマーク・ウォルバーグ(Mark Wahlberg)が、陰謀に巻き込まれるスナイパーを演じている。  中年オヤジライダーを描いたコメディ「Wild Hogs」は、1430万ドル(約16億8千万円)で4位、サンドラ・ブロック主演の「Premonition」が1010万ドル(約12億円)で5位に入った。  続いて、ウェス・クレイヴン(Wes Craven)監督による「The Hills Have Eyes」のリメイク版「The Hills Have Eyes II」は公開1週目で1000万ドル(約11億8千万円)の6位、SFファンタジー「The Last Mimzy」は950万ドル(約11億2千万円)で7位となった。  9位以内に入った新作はあと2本。9.11米国同時多発テロから立ち直ろうとする男をアダム・サンドラー(Adam Sandler)が演じた「Reign Over Me」が800万ドル(約9億4千万円)で8位、1970年代のアフリカ系アメリカ人の水泳チームを描いた「Pride」が400万ドル(約4億7千万円)で9位に入った。  腹話術師のホラー「Dead Silence」は340万ドル(約4億円)で10位、コメディアン、クリス・ロック主演の「I Think I Love My Wife」は280万ドル(約3億3千万円)で11位という結果。  続いて、キャサリン・パターソン(Katherine Paterson)の児童文学「テラビシアにかける橋」を映画化したファミリー・アドベンチャー「Bridge to Terabithia」が230万ドル(約2億7千万円)で12位となった。  上位12作品は週末の3日間で1億2500万ドル(約147億円)の興行収入を上げ、昨年の同時期より2700万ドルの収入増となった。  写真は、TMNTのサウンドトラックのリリース記念パーティーに登場したティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ。(c)AFP/Getty Images Bryan Bedder