北部で発生した地滑りによる死者、少なくとも67人 - パキスタン

03月21日 18:30


写真は20日、ムザファラバードの西およそ100キロメートルのBaghで豪雨により発生した洪水から男性を助け出す住民。(c)AFP/STR 。


【ムザファラバード/パキスタン 21日 AFP】警察当局および報道機関は21日、北部ムザファラバード(Muzaffarabad)で発生した地滑りによって少なくとも67人が死亡したと伝えた。 ■2005年大地震の生存者約37人が死亡  警察当局の報道官、Javed Ahmed氏はAFPに対し「 パキスタン領カシミール(Pakistani Kashmir)では、山腹に建てられた民家が地滑りによって押しつぶされ、2005年に発生した壊滅的な地震の生存者のうち少なくとも37人が死亡した」と伝えた。同報道官によれば、被害に遭った地域では2日間にわたって降り続けており、複数の地域で同時に地滑りが発生したという。  同報道官によると、地滑りが発生したのは20日夜遅く。Jhelum Valley地域のDoba Syedan村では27人が死亡し、16人が負傷したという。死亡者の大半は女性と見られている。一方、山岳地帯のBagh地域にあるJabar Daray村では10人が死亡したもよう。 ■続けられる捜索活動  Ahmed報道官によれば、現在警察当局と軍当局が共同でがれきの撤去と遺体の捜索にあたっていると言い、Jhelum Valleyではこれまでに2体の遺体が収容されている。「残る遺体の発見に向けた捜索活動が現在も継続中」と語るAhmed報道官は2005年の地震について言及し、「不運としか言いようがない。今回被害に遭ったのは、地震で最悪の被害を受けた人々だ」と付け加えた。 ■2005年大地震による被害  2005年10月に発生したマグニチュード7.6の地震により国内では7万3000人以上が死亡、およそ7万人が重傷を負い、家を失った住民は330万人に達した。この地震で、インドカシミール(Indian Kashmir)では1000人以上が死亡している。  写真は20日、ムザファラバードの西およそ100キロメートルのBaghで豪雨により発生した洪水から男性を助け出す住民。(c)AFP/STR 。