【アムステルダム/オランダ 24日 AFP】アムステルダム(Amsterdam)で23日、毎年恒例の大麻見本市「Highlife fair」が開催された。大麻栽培の肥料や種、あるいは逮捕を逃れる方法まで幅広いアドバイスが受けられるという。 ヨーロッパ各国の大半が大麻を法律で禁じるなか、麻薬を吸える喫茶店が建ち並ぶこの街で毎年開かれる麻薬見本市には、世界中から多くの人々がリスクを承知で足を運ぶ。 「アムステルダム麻薬大学」のメンバーLorna Clay氏は、オランダ語、英語、スペイン語で書かれた「自宅で栽培した大麻を隠す方法」のパンフレットを配っている。 「大麻は地球を救う。これがあれば何でもできる。服も作れるし、建材にもなるし、紙にもなる」わけ知り顔の笑みで彼女はそう語った。 従業員60人を抱える地元企業Cannaの巨大なブースでは、大麻専用の土や肥料、根を強くする製品などが販売されている。同社営業部長は匿名を条件に説明してくれた。「土や水耕栽培、バーク、砂利など、すべては育て方次第だ。うちは問屋や小売店にまとめ売りしかやらない。ほかにもドイツ、英国、フランス、スペイン、イタリアなどヨーロッパ諸国にも輸出しているんだ」 ■ バイヤーも参加 フランス人のNicolasさん(34)は、典型的なバイヤー。フランス北部のArrasやLievinの市場で「園芸店」を営んでいる。同氏いわく「名目上はガーデニンググッズを販売していることになっている。ランプや肥料や殺虫剤なんかだ。フランスでも全部合法だよ」ほかにもドラッグ愛好者が好む生地や食料品、化粧品なども販売しているという。「大麻の栽培なんかに使ったら、俺たちゃ怒っちゃうよ」彼はウィンクしながらおどけてそう語った。 見本市主催者の1人Jan Sennema氏はこう語る。「かつてのヒッピーや、若い理想主義者が自分が吸うために育てているなんてのは時代遅れのイメージさ。葉っぱを育てれば大金を稼げることは否定できない。そこには犯罪的要素があることもね。喫茶店はどこかで麻薬を仕入れる必要がある。供給側は商売のためだけに大麻を栽培していて、そういう人たちは自分自身では全然吸わなかったりすることがよくある」同氏いわく、麻薬関連商品は成長産業だという。 写真は同日、マリファナを吸う来場客。(c)AFP/ANP/PIETER FRANKEN