チェコ大統領、米主導のミサイル防衛システムを支持 - 東京

02月14日 20:40


写真は14日、皇居でクラウス大統領(左から3人目)夫妻と会見される天皇(左)、皇后(右)両陛下(宮内庁提供)。(c)AFP/Imperial Household Agency


【東京 14日 AFP】訪日中のバツラフ・クラウス(Vaclav Klaus)チェコ大統領は14日、米国が提起しているミサイル防衛システムについて、「自由主義諸国を防衛するもので、ロシアを標的とするものではない」と東京での記者会見で強調した。クラウス大統領は4日間の日程で来日している。  クラウス大統領は同システムの目的について「自由主義世界全体の防衛」とし、「自由主義諸国、北大西洋条約機構(NATO)加盟国および西側諸国の一員として貢献するもの」と位置付けた。さらに「世界全体の安全保障のため、欧州地域の一国としての役割を果たす」考えを表明した。  同システムは2012年に稼働予定で、チェコ国内に米国製のレーダーシステムを、ポーランド国内にパトリオット(Patriot)ミサイルをそれぞれ配備する計画となっている。公式発表された配備目的は「欧州に対する北朝鮮、イラン両国による攻撃からの防衛」。  ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は、旧東側諸国への米軍展開を激しく非難しており、ミサイル防衛システムについても「ロシアに対する米国の挑発」とし「強力な対抗措置を取る」と発言するなど、反対する姿勢を鮮明にしている。  一方、チェコ国内でもレーダー基地の建設予定地付近の複数の村で抗議の声が上がっている。現地には基地に関連する200人から400人規模の米軍関係者および兵士らが配置される計画。  レーダー基地の配備に当たっては、チェコの上下両院の承認を得る必要があり、採決では3分の2以上の賛成票が必要となるため、可決されるかどうかは微妙な状況となっている。  クラウス大統領はミサイル防衛システムを支持しており、国家安全保障会議(Czech National Security Council)も「この問題に関する議論を開始し、計画推進を提言している」として、同システムを前向きに検討する姿勢を示した。  写真は14日、皇居でクラウス大統領(左から3人目)夫妻と会見される天皇(左)、皇后(右)両陛下(宮内庁提供)。(c)AFP/Imperial Household Agency