<レバノン情勢>ナスララ師、「米、イスラエルは内戦を助長」 - レバノン
01月31日 02:45
写真は同日、ベイルート南部で行われた集会で演説するナスララ師(中央)。(c)AFP/MARWAN NAAMANI
【ベイルート/レバノン 31日 AFP】イスラム教シーア派武装組織「ヒズボラ(Hezbollah)」の指導者、ハッサン・ナスララ(Hassan Nasrallah)師は30日、ベイルート(Beirut)で開催されたイスラム教シーア派(Shiite)の宗教儀礼「アーシュラー(Ashura)」の集会で、レバノンを内戦へ導いているとして米国、イスラエルの両国を非難した。 数万人規模の集会でナスララ師は、ジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)米大統領とイスラエル政府について「レバノン、パレスチナ自治区およびイラクで内戦を誘発し、抵抗運動に対する勝利を得ようとしている」と主張。同時に「レバノンは侵略者の墓場となるであろう」と宣言し、米国、イスラエルの「試み」を打倒する決意を表明した。30日はアーシュラーの当日。 アーシュラーは、7世紀(紀元680年)にイラクのカルバラ(Karbala)の戦闘で殺害された預言者ムハンマド(Mohammed)の孫、イマーム・フセイン(Imam Hussein)の殉教を追悼するための宗教儀礼となっている。 写真は同日、ベイルート南部で行われた集会で演説するナスララ師(中央)。(c)AFP/MARWAN NAAMANI