【北京/中国 21日 AFP】中国のワイン需要はいま、世界的な成長傾向をはるかに上回り、世界最速の拡大を見せている。フランスのアルコール飲料国際見本市「Vinexpo」の事務当局が18日、明らかにした。 ■2010年までに36%の需要増と予測 経済成長を背景に中国のワイン需要は急速な高まりを見せ、2001年の3億3500万リットルから、2005年には4億1000万リットルに拡大し、現在、世界第10位。Vinexpoによると、2010年までに世界のワイン需要は4.8%増加するとみられるが、中国での需要はこれをはるかに上回る36%の増加が予測される。年間5億5800万リットルを消費し、消費量第9位のルーマニアを追い越す見込みという。 なお、売上高で見ると、2010年までに16億5000万ドル(約2000億円)に拡大し、2001年の8億4800万ドル(約1028億円)からほぼ倍増。1本5ドル以上のワインがけん引するとみられる。 一方、世界最大のワイン市場を抱える米国の2005年度総売上高は191億7000万ドル(約2兆3238億円)で、2010年までに227億5000万ドル(約2兆7578億円)に成長すると予想される。 世界第2位のワイン市場、フランスの2005年度総売上高は88億6000万ドル(約1兆740億円)だが、2010年には87億ドル(約1兆546億円)にやや落込む見込みだ。また、2006年の総売上高が26億ドル(約3151億円)の日本は、アジア最大の市場を堅持し、2010年には26億8000万ドル(約3249億円)に成長するとみられている。 ■輸入ワインの需要も53%増の見込み 中国のワイン需要拡大は「Dynasty」や「Great Wall」といった国産ブランドを強化しつつある国内業者に大きな利益をもたらすが、一方で海外ブランドの輸入量拡大も見込まれるという。 Vinexpo事務局長のRobert Beynat氏は、「同国における輸入ワインの需要は、2005年から2010年までに、さらに53%伸びるだろう」と予測する。 ちなみに、中国のコニャック消費量は現在、世界第3位。2010年には世界第2位の消費国に成長するとみられる。 写真は湖北(Hubei)省武漢(Wuhan)にオープンしたフランスワインのバー(2006年10月20日撮影)。(c)AFP/GOH CHAI HIN