ENGINE WEB

FASHION 2021.2.28 

やっぱりいいよね、お買い物!◆エルメス表参道店 編 #02

©Nacása & Partners Inc.
 

2月28日(日)オープンのエルメス表参道店の全貌を、ノナカ(ライター)とコバヤシ(編集部)がレポートする第2回目。さまざまなアイテムが博物館のように並んだ1Fフロアに続き、今回はメンズ&ウィメンズの洋服を扱う2Fを中心に見ていこう。

©Nacása & Partners Inc.

コバヤシ● 2Fへと上がるのは、1Fの中心付近にあるインテリアのハイライトと言える階段で! 階段の両脇には森の木々を思わせる柱が立っている。片側が宙に浮いた薄い踏み石を昇っていく作りがなんともユニーク。

ノナカ● 吹き抜け部分には、竹工芸作家・本田聖流氏による無限のメビウスや雲の形から着想を得た縄目網のアート作品が飾られています。

ノナカ● この作品、見る角度によってフォルムが変わるのが面白いね。上を見上げてグルグル歩いていたら、人とぶつかりそうになっちゃった(笑)。

コバヤシ● 階段のデザインとも調和していて、よく見るとすごく繊細な作りになっている。なんだか不思議な感覚の作品だよね。

ノナカ● わかる。なんだか異世界に導かれるような気分になる。これもぜひ実際に体験してほしい。

コバヤシ● アイテムのバリエーションが豊富な1Fに対して、2Fにはゆったりと寛げる空間。階段を上がってすぐのところにウィメンズの洋服、左手奥にメンズの洋服が置かれたフロア構成で、各スペースを可動式のパーティションで仕切ることもできる。

ノナカ● 男女それぞれに広々としたフィッティングルームが用意され、メンズのフィッティングルームでは今後、シュール・ムジュール(オーダーメイド)の展開も予定されているのだそう。

コバヤシ● フロアを仕切るパーティションも非常に凝っている。なるほど、ガラスの間に紙を挟んで、“透かし“のような効果を出しているわけだ。日本家屋の障子のようなイメージかな。

ノナカ● そうそう! フロアに自然光がよく入ってきて、明るい雰囲気。きっと光の生かし方をすごく考えているんだと思う。

コバヤシ● ウィメンズのフィッティングルームにソファが置かれていたのが印象的だったな。女性が試着して、男性がソファで待つということだと思うけど、このソファあるのとないのとでは大違いだよね。

コバヤシ● これはメンズのコーナーにあったディスプレイ。鏡にスクリーンが埋め込まれていて、ショーの映像を流しているんだね。

ノナカ● いま流れている映像は2021年春夏メンズコレクションのものだけど、これがとても面白い。舞台裏を含めたショーの様子をドキュメンタリータッチで撮影して、ライブパフォーマンスとして配信したもの。一発勝負の緊張感があって、しかも洋服のディテールをしっかり見ることができる。とてもよく練られた映像で、エルメスのホームページでも見ることができるよ。

コバヤシ● コロナ禍の現在は最新コレクションをランウェイで見せることが難しいから、各ブランドがユニークな映像作品を制作して我々を楽しませてくれる。誰もがリアルタイムで自由に観られるからいいよね。今後もこの流れはあっていいと思うな。

ノナカ● ここはゆったりしたサロン。西陽の入り方がとてもきれいで、街路樹が美しい表参道らしさもよく表現されているね。

コバヤシ● 窓の向こうにはちょっとしたガーデンテラスに! ミニチュアの日本庭園といった趣きで、居心地のいいスペースだね。

ノナカ● メンズのフィッティングルームは、知的で遊び心のあるサロンといった雰囲気。そのあたりの違いも興味深いね。

 

ここでエルメス表参道店の限定アイテムを紹介。前回はサーフボードや自転車といったスペシャルな逸品が登場したが、今回はエルメスの定番であるカレ(シルクスカーフ)やハンドバッグを!

日本人アーティスト、野村大輔氏が手がけたカレ「メガ・シャリオ」。昨シーズンに発売された原画は壁に飾られている通りだが、今回は新たにスクリーンプリントしていく工程ごとにカレを1枚ずつ製作。「メガ・シャリオ」とは「大きな荷車」という意味で、フォーブル・サントノーレ店にあるミュゼ(美術館)に収蔵されたナポレオン三世の息子が愛用していた玩具からインスピレーションを受け、ロボットに落とし込んだユニークなデザインだ。カシミヤ・シルク製、計20枚限定。カレH100『メガ・シャリオ』19万7000円。

 

こちらのシルクタイも表参道店限定アイテム。ふだん使いもできるシックなトーンで、独特な世界観を表現している。「スカーフタイ8cm」2万4000円。

 

ボディが木、フラップやハンドルがレザーになったウィメンズ向けの限定ハンドバッグ。基本的なデザインは「ケリー」を踏襲したもの。ヤン・バイトリックによる今季21SSの新作カレ《シュバル・ドゥ・フェット》モチーフをレザーとウッドのマルケトリで表現したスペシャルな製品。719万円。

 

©Nacása & Partners Inc.

エルメス表参道店

住所/東京都渋谷区神宮前5丁目7-20
営業時間/11:00〜19:00
定休日/水曜日
オープン/2021年2月28日
問い合わせ/エルメスジャポン Tel.03-3569-3300
www.hermes.com/jp/ja/

===============

【ENGINE WEB ORIGINAL】
スペシャル企画「やっぱりいいよね、お買い物!」 はコチラから!

取材・文=野中邦彦/撮影=中村大輝(植野製作所)/構成=小林尚史(ENGINE編集部)
(ENGINE WEBオリジナル記事)

総合アクセスランキング

最新の人気記事

FASHION トップへ