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WATCH 2021.2.6 

時計ジャーナリスト・菅原 茂が本気で欲しい1本/パルミジャーニ・フルリエ トンダグラフ GT

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時計ジャーナリストが選ぶ"これぞ"の1本! コロナ禍の影響で時計フェアは軒並み中止になったものの、魅力的な新作が数多く発表された2020年。その中から時計ジャーナリストが選んだ"本気で欲しい!"と感じた傑作モデルとは? 

PARMIGIANI FLEURIER(パルミジャーニ・フルリエ)/ トンダグラフ GT
時計師ブランドとしての凝った複雑機構やドレッシーなデザインが注目を浴びてきたが、新鮮なスポーティ感覚を打ち出した新作クロノグラフはケースとブレスレットの一体型デザインが絶妙。また、クロノグラフとアニュアルカレンダーという珍しい組み合わせも新鮮だ。ステンレススティール、ケース直径42㎜、100m防水。200本限定。税別225万円。

ブレスレットに組み込まれた両開きのセイフティバックルも一体型のデザインで、すべてのエレメントが滑らかな連続ラインをキープ。

ブレスレットウォッチの当たり年、出合ったのは完成度抜群のモデル

ブレスレットかレザーストラップかを問えば、明らかにレザーストラップ派だ。革の素材や色を替えて自分流のカスタマイズを楽しみたいのが理由なのだが、しかしもうひとつ、決定打となるような理想のブレスレットになかなか出合えなかったことも理由。

ところが最近、「トンダグラフ GT」のブレスレットモデルを実際に試着したときに「そうそう、これだよ、これ!」と思わず膝を打ったのだ。ケースからラグ、ブレスレットへと淀みなく連続するラインは完成度において群を抜き、ポリッシュとサテンの仕上げ分けによる美観も申し分なく、滑らかに動くリンクや裏面のシルキーなタッチ、そして程よい重量感など、視覚のみならず触感も満足のゆくものだった。

このブレスレットだけでも欲しい時計の有力候補の上位になりうるが、スイス屈指のハイクオリティムーブメントや、実用的なセミコンプリのアニュアルカレンダー機能を加えている点も魅力的だ。自分もそうだが、今やライフスタイルやファッションは従来とはまったく違ってきた。そんな今、最もしっくりくるのは、スポーティかつインフォーマルな時計以外に考えられない。ドンピシャなのが、まさにこの新作ブレスレットウォッチなのだった。

菅原 茂(すがわら・しげる)/本誌創刊時から時計企画のご意見番として記事を執筆。時計はジャンルを問わず自腹買い。本数は数知れず。モットーはオトナの青春時代。60代だが休日は登山とランニングに精を出す。

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