2021.03.21

CARS

WRC好きだった高校生の頃の夢が叶った! 49年前のモンテカルロ・ラリーを走った貴重なアルピーヌA110が導いたヒストリック・フレンチの世界とは

アルピーヌA110とフォーミュラのA340、貴重なレーシング・アルピーヌが並ぶ素敵なガレージ。

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ラリーとフォーミュラ、2台のレーシング・アルピーヌをはじめ、貴重なヒストリック・フレンチたちを所有する村田さんは、湖畔に建てたガレージで、週末のたびにクルマ趣味を楽しんでいる。

高校生でハマったWRC

「エンジンを掛けることも考えて普段は頭から入れているのですが、撮影があると聞いたので向きを替えておきました」

そう言って我々を迎えてくれた村田正二さんは、眼下に富士五湖を望む別荘地に建てられたガレージで、走りはもちろん、自らの手でメインテナンスも楽しむ実践派である。

高校生の頃にグループA時代のWRC(世界ラリー選手権)にハマり、免許を取得してからは三菱パジェロで林道を走って楽しんでいた村田さんだったが、大学時代に友人から借りた漫画『GTロマン』でヒストリック・カーの世界に興味をもち、30歳の時にGTAルックのアルファ・ロメオ・ジュリア・スプリントGTVを手に入れた。



レストア直後ということでコンディションも良かったジュリアは、1度も壊れることなく、文字通り村田家のファミリーカーとして11年にわたり活躍した。ところがある時、箱根でスピンさせてしまい全損となったことで、村田さんのクルマ趣味は大きく動き出すことになる。

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