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WATCH 2020.12.9 [PROMOTION]

アイ・ダブリュー・シー・シャフハウゼン/計器のような迫力で時計の世界観を描き出す

文=篠田哲生 写真=近藤正一 スタイリング=仲唐英俊

IWC SCHAFFHAUSEN(アイ・ダブリュー・シー・シャフハウゼン)/パイロット・ウォッチ・クロノグラフ・トップガン"SFTI"
エリートパイロットの養成学校「トップガン」とのパートナーシップを結ぶIWCでは、トップガン卒業生のみが入手できる「STFI」ウォッチを製作している。このモデルは、その特別な時計からインスピレーションを受けており、クロノグラフ針には戦闘機のモチーフが入るもの特徴だ。世界限定1500本。自動巻き。ブラックマットセラミック、ケース径44㎜、6気圧防水。税別108万円。

パイロット・ウォッチ・クロノグラフ・トップガン"SFTI"とパイロット・ウォッチ・クロノグラフ・スピットファイアに搭載される、2016年にデビューしたクロノグラフ用のキャリバー69380。直径が30㎜とIWCのムーブメントとしては小ぶり。コラムホイールを使用しており、カチッという押し感も心地よい。

IWC SCHAFFHAUSEN

優れたエンジニアリングは、天才の系譜によって受け継がれる。自動車業界では、フェルディナント・ポルシェからフェルディナント・ピエヒ&ハンス・メツガーへという才能 のバトンがあったように、スイス時計業界においても、エンジニアリングの継承から優れた時計を作ってきた歴史がある。その筆頭が、スイス北部の街で1868年に創業された名門「IWC」だ。

IWCのエンジニアリング哲学の礎を築いたのが、アルバート・ペラトンという人物。彼はIWCの技術開発責任者で、今でも傑作ムーブメントと誉れ高い「キャリバー89」を1946年に開発する。このムーブメントは、視認性に優れるセンターセコンド式でありながら、厚みが4.35mmしかなかった。このスペックが、’48年にパイロットウォッチの傑作「マーク11」を生み出すことになる。

当時のパイロットウォッチは、着陸時のレーダースクリーンに対する耐磁性能に難があった。しかしキャリバー89は薄型なので、耐磁性に優れる軟鉄製のケースでムーブメントを覆ったとしても、ケースが大きくならずパイロットの操縦を邪魔しない。もちろん精度は高く、機構は堅牢。つまりペラトンのエンジニアリングが、パイロットウォッチを生み出す原動力になったのだ。

IWC SCHAFFHAUSEN(アイ・ダブリュー・シー・シャフハウゼン)/[写真右] パイロット・ウォッチ・クロノグラフ・スピットファイア
トップ写真のモデルと同じキャリバー69380を搭載したクロノグラフで、12時位置に30分積算計、9時位置に12時間積算計を備える。デイデイト表示なので実用性も高い。ケース素材は味わい深いブロンズで、深みのあるグリーン文字盤との相性も良い。使い込むほど味わいを増し、男らしい道具っぽさが加わるのも魅力。長く楽しめる時計だ。自動巻き。ブロンズ、ケース径41㎜、6気圧防水。税別76万5000円。
[写真左] パイロット・ウォッチ・クロノグラフ ブルーエンジェルス
アメリカ海軍所属のアクロバット飛行チーム「ブルーエンジェルス」とのコラボレーションウォッチ。ダイアルとストラップはネイビーブルー色を用い、ケースは軽くてタフなセラミック。ミニッツ表示とアワー表示を両方明記することで、計器のような迫力を作り出す。積算計表示に特徴があり、12時間と60分の積算計が同軸式になっているため、瞬間的に計測時間を読み取れるのがメリット。自動巻き。ブラックマットセラミック、ケース径44.5㎜、6気圧防水。税別125万円。

パイロット・ウォッチ・クロノグラフ ブルーエンジェルスは、2012年にデビューした同軸積算計型クロノグラフムーブメント、キャリバー89361を搭載。12時位置の同軸積算計は、連続計測が可能なフライバック式。パワーリザーブは約68時間で実用性にも優れる。

マーク11はIWCの象徴として1981年まで現役を続け、現在は「マーク18」へと進化を遂げることになるが、このパイロットウォッチをきっかけに大きく発展したIWCの技術力を次世代へと牽引したのが、ペラトンの元で研鑽を積んでいたクルト・クラウスである。

ペラトンから技術を学んだクラウスは、ペラトンが退社した後のIWCの技術開発責任者となった。彼は複雑なメカニズムをシンプル化し、操作性を向上しつつ巻き上げの効率化を高めることを念頭にムーブメントを開発。多くのグランド・コンプリケーションを開発し、そして師匠が考案した画期的な巻き上げ機構「ペラトンシステム」をベースに、6年の歳月をかけて開発したIWCの自社ムーブメントのキャリバー5000を2000年にデビューさせ、IWCは再びマニュファクチュールブランドとして力強く前進を始めた。

現在のIWCのエンジニアリングは、ペラトンとクラウスの理念を継承する形で発展している。キャリバー5000から再始動した自社ムーブメントは、現在7シリーズ、20種まで規模を拡大しており、サイズや機構も多彩に取り揃えている。

もちろんIWCのエンジニアリングの象徴であるパイロットウォッチにも自社ムーブメントは搭載されているが、単なる〝機械自慢〟にはならない。大きなパーツを用いて堅牢さを高め、美しい仕上げを施しているにも関わらず、シースルーバックではないのでその姿は見えない。とにかく徹底的にストイックなのだ。

外見は計器としての価値を損なわないように、ダイアルは伝統的なデザインを継承。そこにセラミックやブロンズといった素材の技術を磨いて表現力を高めている、しかしあく までも計器であるという姿勢は崩さない。その実直な信念が、なんともIWCらしいのだ。 

問い合わせ=IWC Tel.0120-05-1868
https://www.iwc.com/ja/

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