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CULTURE 2020.11.18 

フランス車の祭典「フレンチブルーミーティング2020」開催! オンラインならではの醍醐味

毎年、車山高原で開かれているフレンチブルーミーティングが今年はオンラインで開催された。5カ所をつないでの生中継など、オンラインならではの魅力にあふれた“フランス車の祭典〞をレポート。

メインMCは飯田裕子氏(左から2人目)。ライブを披露したレイナキタダと田ノ岡三郎はAuthentic Midget Orchestraというユニットで活動中。レイナの後ろは「フレンチ狂総裁」ことフランス音楽・映画評論家の永瀧達治氏。

新型コロナウイルスの影響で、自動車関連のイベントも多くが中止や延期となっている。日本最大のフランス車のお祭りフレンチブルーミーティング(FBM)も、第34回となる今年は、いつもの長野県車山高原での開催は見送った。しかし実行委員会は代わりに、オンラインでの開催を決定した。

例年より半月ほど早い10月3日15時から24時間配信されたFBMオンライン。終了から数週間たった今思うのは、リアルではできないメニューをふんだんに盛り込んで、オンラインならではの楽しさを提供してくれたということだ。

SiFoの藤井照久さんは「モナカ公国」を公開。所有するアルピーヌA110GT4、シトロエンSM/サハラなどを紹介した。

名古屋のスタジオをメインにパリやシンガポールなど5カ所をつないでの進行はリアルではあり得ないし、複数のロケを事前収録しておいたおかげで、会場では見ることができない多彩なシーンを家にいながら堪能できた。

特集としてフィーチャーした加藤仁先生や藤井照久さん、ライブを聞かせてくれたレイナキタダと田ノ岡三郎のコンビ、進行を担当したスタッフなど、出演者の多くは個人的に知り合いだったけれど、彼らを違う角度から見ることができたことも新鮮な体験だった。

今年はシトロエンGSとSMの50周年。GSは走行シーンを公開。SMはクラブ会長粉生博氏の解説を聞くことができた。

毎年製作されるオリジナルステッカーは「Save Kurumayama」と銘打ち、収益の一部を車山高原の支援に充てた。FBMに行ったことがある方はお分かりだと思うが、このイベントは宿泊施設や飲食店、駐車場など現地の協力があって初めて成り立つ。リアルイベントがなくなったことで一番打撃を受けているのは車山であり、来年またあの場所でFBMが開催できるように協力を呼びかけた。

一般参加は写真や動画投稿の形で用意され、3回に分けて紹介された。車種によって上下関係を作ったりせず、訪れたみんなが楽しめるイベントという精神はオンラインにも受け継がれていた。

アルピーヌフリークとして世界的に有名な加藤仁先生は2013年にルノー4で走破した北京〜パリ・ラリーの模様を紹介。

合計再生回数は1万回以上。単純比較はできないが3000台・7000人だった昨年に劣らぬ盛り上がりだったことは間違いない。何度か参加経験がある妻は「新しいね」と言っていた。リアルじゃないからと諦めず、オンラインの可能性に挑んだ熱意が伝わってきた。来年は車山の空気を2年分吸いに行くぞ。そう思ったフランス車乗りは多かったはずだ。

ホームページのバックはメイン会場となる車山高原グラウンド。来年は再びこの地に集いたいと多くの人が願ったはず。

文=森口将之

(ENGINE2020年12月号)

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