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CAR 2020.8.30 

時計担当マエダ、ポルシェ911 カレラ 買っちゃいました! #02 中古車選びは一期一会

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今年2月からENGINE編集部へ時計担当として参加したマエダ。そんなマエダがポルシェ、そして911の魅力に触れるべく991後期型 カレラを購入。ポルシェ・ビギナーが感じるポルシェ、そして911とは?

最も気に入った富山のカレラ4は売れてしまった……

緊急事態宣言が発令され、富山へ実車確認に行くことは叶わず、カレラ4は売れてしまった…….。不要不急の外出を控えるのは当然だが、これにはかなり落ち込んだ。毎日、睡眠時間を削って探し出した、ほぼ理想とも思えた一台だったのだ。「ひょっとすると、コロナ禍の下でのクルマ購入はリモートになるかもしれない……」。そんな思いが頭をよぎる。しかし、やはり実車確認して購入したい! であれば、縁が無かったものは仕方なし。そう気持ちを切り替えて次の出会いを探すことに。

そんな中、気付いたことがあった。当初は厳しいと考えていた991前期型 カレラ4Sや991後期型 カレラが予算内でちらほら目にするようになってきたのだ。これもコロナ禍の影響だろうか。いずれにしても選択肢が増えるのだから、これほど嬉しいことはない! 

そうして1ヶ月ほど仕事以外の時間はひたすらネットでクルマ探しをするうちに、「これは!」と思える3台が見つかった。1台は、サンルーフ付きのダックテイル仕様で走行距離約3万5000kmの前期型 カレラ4S。残る2台は走行距離約7000kmの後期型 カレラと約2万kmの後期型 カレラS。スポーツクロノ、スポーツエグゾーストが装着されているのは後期型 カレラのみだが、3台ともほぼ同じ金額。しかも販売店はいずれも自宅からクルマで1時間以内の距離。1日で3台の実車確認と試乗もできそうだ。

新車とは違って、中古車選びは一期一会だと先日の富山県の車両の件で思い知らされただけに、「とにかくしばらくはどの車両も売れないでくれ〜」と祈るような気持ちで緊急事態宣言の解除を待った。

出会った991後期型 カレラはNAとはまた違う軽快な走りが心地良い。ターボなので低回転域からでもトルクがあるのだが、ターボラグを全く感じさせずとにかくスムーズ。あいにく小雨が降る中での試乗だったものの、楽しくてすっかりこのクルマの虜になってしまった。また、気になっていたスポーツクロノパッケージやスポーツエグゾーストも装着されているばかりか、走行距離は約7500km。跳ね石による小傷もほとんど見あたらず、ホイールのリムにも傷が無いのも購入への決め手となった。

 下道を走っているだけでワクワクする!

待ちに待った緊急事態宣言解除。幸いお目当ての3台は売れていなかった! まず実車確認&試乗したのは、前期型 カレラ4S。ホワイトの車体にダックテイルが想像していた以上にカッコイイ! 内装のベージュも素敵だ。そして、なによりも感動したのは、背中というよりも腰を後ろから押し出されるような乗り心地だ。あれこれ試乗レポートは読んでいたが、これほどインパクトあるものとは思わなかった。

NA(自然吸気)らしく踏むほどに盛り上がるトルクとパワー! 地面に張り付いたかのような走りは3800ccのカレラ4Sだからなのか。ともあれ、やはり実車確認と試乗をして本当に良かった!!  ホイールのリムの傷と内装の汚れが少し気になったが、思わず「これ買います!」と言いそうになる気持ちを抑えて見積もりを受け取り、次の販売店へ向かう。

ここで待つのは、後期型 カレラとカレラSだ。この2台はどちらも車体色はブラック。汚れが気になる色だけにどこか避ける気持ちがあったのだが、展示されているカレラを見て “ビビッ!” ときた。なんというか離れて見てもシャンとしているのだ。見た目がほぼ同じと言っても過言ではないカレラSと並べてみても、気がつくとカレラに目が行ってしまう。先ほどカレラ4Sに感じた以上に魅力的に見える。

いざ試乗してみると、先ほどまでとは違った軽快さが気持ちいい! 後期型はダウンサイジングしたターボエンジンとは知っていたが、ターボラグを感じず、むしろポンポンと小気味良い。下道を走っているだけなのにとにかく楽しいのだ。それでいてタイヤサイズが19インチだからか突き上げもあまり感じない。さらに装着されているスポーツクロノで変わるドライビングフィールは、「これから色んな道を運転して試してみたい」と思わせ、さらにスポーツエグゾーストがもたらす音は「スポーツカーに乗っているんだ!」と気持ちを高揚させてくれる。

続けてカレラSにも試乗し、最初のカレラ4Sも含めた3台を冷静に比較しようと心掛けたが、カレラで感じた楽しさは強烈だった。3台のいずれもがそれぞれ魅力的で「欲しい!」と思わせるクルマだ。しかし、991後期型のカレラが自分の感覚にマッチしたのだ。やはりクルマは、実車確認して試乗してみないとわからない。人生初のポルシェ。それは「もっと乗っていたい。色んなところへ出かけたい」と思わせる2016年式の991カレラに決まった!

文=前田清輝(ENGINE編集部シニア・エディター) 写真=望月浩彦、前田清輝
 (ENGINE WEBオリジナル)

前田清輝(まえだ・せいき)1972年生まれ。ENGINE編集部シニア・エディター。ライフスタイル誌や時計専門誌の編集長、『メンズクラブ』『エスクァイアBBB日本版』の時計・クルマ担当を経て、2020年2月より現職に。趣味は温泉巡りとルアーフィッシング。ENGINE編集部所属を機に、ポルシェ 911カレラを購入した。

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