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CAR 2020.8.23 

時計担当マエダ、ポルシェ911 カレラ 買っちゃいました! #01「いずれは」から「今こそ買い時」に

今年2月からENGINE編集部へ時計担当として参加したマエダ。そんなマエダがポルシェ、そして911の魅力に触れるべく991後期型 カレラを購入。ポルシェ・ビギナーが感じるポルシェ、そして911とは?

「身銭を切らないとその魅力はわからない!」

常々、編集者としてそう考え、いや半ば口実にして買い物、そして体験してきた。モノであれば、ファッションにアイウェアや筆記具や器。さらにヴィンテージの釣り具(主にバスフィッシング)にカメラ、そして今も担当している時計。コトにおいては温泉旅館やクラシックホテルで過ごす旅に名水巡り、トレッキング、そして郷土料理や国内外を問わず様々なお酒などなど。そのお陰で随分とこれまでの人生が豊かになったのは間違いない。

そんな自分が、今年の2月からENGINE編集部へ時計担当として参加することになり、まず考えたことは、新しいクルマを手に入れること。それもポルシェ 911カレラ。理由は単純で、本誌で常に高い人気を誇るポルシェ、そして911の魅力はどんなものなのかを実際に感じてみたかったから。そして、なによりもスーパーカー・ブームを経験してきた世代として、911カレラは子供の頃から憧れの存在で常に気になる存在だったからだ。

社会人(編集者)になってからは勉強と趣味?を兼ねて、あれこれクルマ専門誌を読みつつ、その時々で欲しいクルマを背伸びしながら購入してきた。実は911も「いずれは」と思っていただけに、ENGINE編集部へ移ったこのタイミングこそ買い時と購入を決意したのだ。

ただし、恥ずかしながら運転技術に自信なし。安全運転がモットーで高速道路でもトバすことなく、交通違反も二度の駐車違反のみ。スポーツカーといえば3年ほど前にジャガーFタイプ・クーペ(V6の)を所有していたことはあるものの、サーキット走行も試乗会以外では未経験。「それなら別にスポーツカーを買わなくても」という声が聞こえてきそうだが、それでも乗りたくなるのがスポーツカーなのだ。

まず最初に向かったのは自宅から近い「ポルシェセンター浜田山 荻窪認定中古車センター」。お目当てのカレラ4を案内してもらう前に、991カレラ前期型と後期型の違いなどを具体的に教えてもらった。施設内はカレラはもちろん、ケイマンやボクスターにSUVのカイエン、マカンなどが所狭しと並ぶ。あれこれと見ているだけでも楽しい気分になる。 

コロナが阻む実車確認

というわけで早速、情報収集スタート!  それにしても、クルマ購入前にいつも感じることだが、こうしてリサーチをしている時間はムチャクチャ楽しい。「どの仕様が自分向きか。今回は何色にしようか」などと、仕事以外の時間はほとんどリサーチに費やしても飽きることがない。もちろん予算の範囲内という縛りはあるのだが、夢は膨らむばかりだ。

「911といえば、やはりRR(リアエンジン&リア駆動)かな」と思いつつも、運転技術に自信が持てないこともあり、コーナリングや雨天時の安定性のことを考えると4WDのカレラ4も気になる。とりあえずミッションは椎間板を痛めていることから、疲れが溜まると左脚が痺れるためPDKに決めた。

調べてみると、最後のNA(自然吸気)となる991前期型だと予算内で買えそうだということが判明した。しかも、走行距離約4万5000kmの991前期型のカレラ4が自宅近くの「ポルシェセンター浜田山 荻窪認定中古車センター」にあるらしい。早速、まずは様子見と出かけてみたのだが、予約をしていなかったため、お目当ての車両は展示されておらず、日を改めることに。

次回に訪ねるまでの間に編集長をはじめ、編集部内でポルシェ、そして911における中古車選びのポイントやオススメのオプションなどをリサーチ。そこで気になったのが、編集長が勧めるスポーティな設定をより楽しめる「スポーツクロノパッケージ」。個人的には心高まる音をもたらす「スポーツエグゾースト」。あとはパドルシフトが付いた「スポーツステアリング」が付いていればなお良し。

お目当てのカレラ4はスポーツクロノパッケージ装着車ではなかったが、まずは実車確認すべく再度、ポルシェセンターへ出かけた。実はコロナ禍の影響からか前回訪ねた時の販売価格から100万円ほど値下げされたとの連絡があったのだ。正直なところ、100万円安ければスポーツクロノパッケージでなくとも、構わない気もする。

なによりボディカラーはアゲートグレーで内装はブラックと好みの配色であるのに加えて、前オーナーが使用していたスタッドレスタイヤ(とホイール)も購入時には付いてくるという好条件に心惹かれた。ただ、気になるのが約4万5000kmという走行距離と内装の使用感だ。

これまでも二度、中古車を購入したことはあるものの、いずれも1年落ちで走行距離も5000kmほどの新車に近い車両だった。それ以外は新車で購入してきたからか、どうしてもシートなどのスレや小さな跳ね石による傷が気になってしまったのだ。そこで、後ろ髪を引かれつつも、まだ1台見たばかりということもあり、見送ることに。

次に見つけたのは、富山の中古車販売店が取り扱うカレラ4。走行距離は約1万5000km。スポーツクロノパッケージも装着されている。車体色、内装色ともにブラウン系というシックな佇まいですっかり気に入ってしまったのだ。「欲しい! 今すぐにでも見に行きたい!!」。

しかし、ここでコロナ禍による緊急事態宣言が発令されたのだ。周囲からは「なるべく実車確認はするべき」と勧められていたのに加えて、自分自身でもやはり実際に車両を確認し、納得して購入したい。とりあえず販売店には連絡をし、すぐには確認に行けない事情を説明して見積もりをお願いしたのだが、あいにくすぐに商談中となり売れてしまった……。(つづく)

文=前田清輝(ENGINE編集部シニア・エディター) 写真=望月浩彦、前田清輝
 (ENGINE WEBオリジナル)

前田清輝(まえだ・せいき)1972年生まれ。ENGINE編集部シニア・エディター。ライフスタイル誌や時計専門誌の編集長、『メンズクラブ』『エスクァイアBBB日本版』の時計・クルマ担当を経て、2020年2月より現職に。趣味は温泉巡りとルアーフィッシング。ENGINE編集部所属を機に、ポルシェ 911カレラを購入した。

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