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CULTURE 2020.6.22 

Airbnbが4月から始めた新サービス オンラインならではの体験!

世界各地で民泊のサービスなどを提供するアメリカのAirbnbが、元オリンピック選手によるストレッチ講習や、チェルノブイリの危険地帯を散策する、レアなオンライン・プログラムを始めた。 

オリンピアンによるからだと向き合うストレッチ
北京五輪のウェイトリフティング日本代表の齋藤里香さんによるストレッチ講習。1時間の講習で、初心者でも効果的なストレッチ方法を学ぶことができる。定員は5名、参加費は1人2500円~。そのほか元フェンシング女子日本代表の池田めぐみさんと語り合う講座なども。

緊急事態宣言の発令から一カ月が過ぎようとしていた5月初旬、押入れから久々にストレッチ・マットを引っ張り出してきた筆者は、元オリンピック選手による1時間のストレッチ講習を自宅で受けていた。「それでは膝を立てて左右に倒していきましょう。その調子です、いいですね」

指導してくれたのは2008年北京五輪のウェイトリフティングで、6位入賞を果たした齋藤里香さん。もちろん対面ではなくタブレット端末の画面越しでのことだ。

世界220カ国で民泊サービスなどを提供するAirbnb(本社:米サンフランシスコ)。ZOOMアプリを活用した、同社のオンライン・プログラムが4月から始まった。

筆者がオンライン講習を受けるのは初めてのことだったが、参加メンバーの自己紹介(このクラスの定員は5名)から、理論的な解説を交えながらのストレッチ、そして最後のQ&Aと続く流れはスムーズで分かりやすい。齋藤さんの指導に耳を傾けながら懸命に体を動かしている間はこれがオンライン体験であることすら忘れる瞬間もあり、1時間のレッスンが終わる頃には、うっすらと汗をかいていた。

立ち入り禁止区域を散策

チェルノブイリの犬たちに会おう
チェルノブイリの原発事故から30余年。立ち入り禁止区域には今もたくさんの犬が暮らしている。常に危険な状態に晒されているこれらの犬の面倒を見るのがアメリカのNPO法人Clean Futures Fund.。その代表とともに現在のチェルノブイリの姿を見る。定員10名、ガイド言語は英語、1人5560円~。

後日、別のプログラムにも参加してみた。放射能に汚染されたチェルノブイリの立ち入り禁止区域を散策する体験プログラムだ。ガイドは地元の犬を助けるためにチェルノブイリに5年間、滞在しているNPO法人のアメリカ人男性ルーカスさん。犬たちにエサをやるために街中を移動する彼の目線で、植物に覆われた無人の家など、現在のチェルノブイリの生々しい姿を見ることができた。内容を理解するにはある程度の英語力が必要だが、ルーカスさんが語る、突然の悲劇に見舞われたチェルノブイリの人々の物語など、大いに考えさせられるものがあった。

もちろんリアルな体験に勝るものはないが、これらのプログラムはオンラインだからこそ参加できる希少なものである。世界中に広がるネットワークを活用したAirbnbの体験プログラムは50種以上。外出もままならないこんな時期だからこそ一度、試してみる価値はある。

お坊さんとオンライン瞑想
大阪の僧侶と、唱法、呼吸瞑想の2つのタイプの瞑想を行うプログラム。彼が僧侶になった経緯と理由、瞑想の実践についての話もあり。定員25名、ガイド言語は日本語・英語・中国語、1人1000円~。

全国大会審査員によるコーヒー上級者クラス
メキシコの有名なバリスタ・コンテストの審査員、リカルドさんが、最高に美味しいコーヒーの淹れ方を指南してくれる上級者向けのクラス。定員10名、ガイド言語は英語・スペイン語、1人929円~。

Airbnb(エアビーアンドビー)のホームページ https://airbnb.jp

文=永野正雄(ENGINE編集部)

(ENGINE2020年7・8月合併号)

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