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WATCH 2020.5.2 

ENGINE編集部が注目する、2020年新作時計|ブライトリング

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BREITLING/貴重なヘリテージが続々とシーンに復帰

2018年以来、伝統の現代的進化に取り組み、コレクションの再編を図るブライトリング。その中で興味をそそるのが、昨年の「ナビタイマー RER.806 1959 リ・エディション」のように過去の傑作を最新技術で復刻したモデル。シリーズ第2弾となる今年は往年のパイロットウォッチを再現する「AVI REF.765 1953 リ・エディション」が実に秀逸だ。それだけではない。1957年のダイバーズウォッチのオリジナルデザインを甦らせた「スーパーオーシャン ヘリテージ'57」、ファンの間で根強い人気を誇るルーローブレスレット付きの「クロノマット B01 42」などが目白押し。新鮮な発見の宝庫だ。

AVI REF.765 1953 リ・エディション

オリジナルは、1953年に発表された「コ・パイロット」の名で知られるクロノグラフ「Ref.765AVI」。今回の復刻では、ケースからアラビア数字を配したダイアルのディテールに至るまで忠実に再現し、搭載するCOSC認定クロノメーターの自社製ムーブメントB09は当時と同様の手巻きとなっている。パワーリザーブ約70時間。ステンレススティール、ケース直径41.0㎜、3気圧防水。税別90万円。

 

クロノマット B01 42

ブライトリングにおける「発見」のストーリーは、有名なルーローブレスレットを復活させ、ライダータブもオリジナル通りに使える「クロノマット」の新しいコレクションにも展開する。現代的にアップデートした最新モデルながら、1980年代に通じるレトロモダンの味わいが魅力的だ。自動巻きキャリバーB01。COSC認定クロノメーター、パワーリザーブ約70時間。ステンレススティール、ケース直径42㎜、200m防水。税別89万円。今夏発売予定。
[写真右・ブレスレット]フランス語でルーローは「円筒形」の意味。1983年にフレッチェ・トリコローリのために作られた「クロノマット」に付けられたのがオリジナル。

 

スーパーオーシャン ヘリテージ’57

海の世界での再発見は、1957年の歴史的モデルをモチーフにして、当時のコンケーブ(凹面)ベゼルやダイアルのディテールを再現したこの新作。直径42㎜のケースは薄型でヴィンテージ・ダイバーズをファッション的に楽しめる。自動巻き。ステンレススティール×レッドゴールド。100m防水。税別59万円。今夏発売予定。

 

トップタイム リミテッドエディション

怪傑ゾロを思わせるダイアルに遊び心が反映されたこの個性的なクロノグラフが初めて登場したのは1960年代。知る人ぞ知る歴史遺産を現代的に解釈した興味深いモデルだ。自動巻き。COSC認定クロノメーター。ステンレススティール、ケース直径41㎜、3気圧防水。限定2000本。税別54万円。オンラインブティック限定発売。

 

クロノマット JSP ローマン インデックス ブラック マザー オブ パール リミテッド

ローマ数字を配したマザーオブパールのダイアルは、日本の愛好家の間で根強い人気。このケースデザインでのジャパンスペシャルは、今回で最後かもしれない。自動巻きキャリバーB01。COSC認定クロノメーター。パワーリザーブ約70時間。ステンレススティール、ケース直径44㎜、500m防水。日本限定500本。税別108万円。

 

時計ジャーナリスト・菅原 茂はこう見た!

今年も「リ・エディション」をはじめとする復刻の数々には驚きと感動が。ブライトリングの歴史遺産にはまだまだ未知の奥深い世界がありそうで、今後も「楽しい」発掘モデルに期待。ところでこの種の時計は、懐古趣味で愛でるのではなく、ヴィンテージ感を自分のお洒落に生かしてこそ価値があるから、センスを磨いてかっこよく着けたいと思う。

ENGINE編集部・前田清輝はこう見た!

オリジナルに忠実な復刻と新たなテイストを加えたレトロモダン。2つのコンセプトを体現したモデルはいずれもムーブメントや外装が素晴らしく、ブライトリングのこだわりが光る。個人的には大好きなルーローブレスの復活に注目。円柱が連なるかのようなデザインはもちろん、肌に寄り添うような着け心地も秀逸!

文=菅原 茂(時計ジャーナリスト)/前田清輝(ENGINE編集部シニア・エディター)
(ENGINE2020年6月号)

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