2019.12.06

WATCHES

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MORITZ GROSSMANN/モリッツ・グロスマン「不変の個性に秘めたドイツの革新」

ENGINE WEB WATCH CLUB SPECIAL「22世紀に遺したい時計」♯05 MORITZ GROSSMANN

 MORITZ GROSSMANN アトゥム

ブランドの基幹モデルの一つであり、バーインデックスのすっきりしたフェイスが特徴だ。シルバーの文字盤をゴールドのアップライトインデックスが引き締め、ランセット型の針は手作業で仕上げ、繊細な焼き入れにより独特のブラウンカラーが生まれる。手巻き、ローズゴールド、ケース直径41㎜。税別360万円。


自社製キャリバー100.1は、古典的なデザインのなかに、プッシャー付き手巻き機構や精密調整ネジと緩急針による調整装置など、革新的な技術を備える。

◇お問い合わせ/モリッツ・グロスマン ブティック Tel.03-5615-8185
     https://ja.grossmann-uhren.com

 


 

22世紀に遺したい時計 × 空冷のポルシェ911(1963-98) 

ドイツの工業製品を考えた時、まず思い浮かぶのは秩序立った論理性であり、定めたルールを遵守する精神だろうか。それはまさにクルマと時計にも通底する。たとえば空冷ポルシェ。水平対向エンジンとRRのレイアウトにこだわり、独自の挙動や燃費の問題がありながらも、その制約を唯一無二の個性と技術革新につなげた。一方モリッツ・グロスマンは、グラスヒュッテの伝統的な時計づくりに則り、3分の2プレートのムーブメントに、支柱構造や段差式テンプ受けといった懐中時計の様式美を守り続ける。しかしそれも古典に縛られることなく、4時位置のプッシャーでストップセコンドを再起動させる独自の手巻き機構など新たな進化を遂げた。シンプルを極めた機能美漂うデザインは、ポルシェの変わらぬフォルムと同様、その精神性を象徴する。(柴田 充)

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