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CAR 2020.2.12 

【試乗記】メルセデス・ベンツ300TE(1992)との日々♯07 美肌ケアしました ヤナセコーティング

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「ヤナセ・ミラーフィニッシュ」が完了した44号車。ボディを触るとツルツルだった。いまのクルマを大事に乗ろうと思っているオーナーにお薦め。

「メルセデス哲学をもった最後のメルセデス」などと形容され1984年にデビューした中型メルセデス124型は、消耗部品をちゃんと交換していけば、新車同然の状態で長く使えると言われていた。それを確かめるべく、2008年、ENGINE編集部は長期テスト車として、92年型の300TEを購入。購入時の走行距離は3万4000㎞、価格は168万円。それから12年後、2019年の走行距離30万キロを突破をきっかけに、過去12年間の雑誌「ENGINE」連載をWEBで公開しています。毎週水曜日12時更新。

お肌を若返らせました 見た目も新車同然になった!

青空駐車による塗装の劣化が感じられるようになった44号車。車齢16年のボディをヤナセのコーティングでピチピチにしました。

08年9月に本誌長期リポート艦隊に加わってからずっと青空駐車の44号車。ミドナイト・ブルーの外装色がくすんできてしまった。購入時ピカピカだったとはいえ、92年型のW124。風雨にさらされてイッキに年齢肌になったのかもしれない。

オイル交換などをしてもらっているヤナセで若返りが出来るというので、44号車を持ち込んだ。

「ヤナセ・カーケア・システム」のボディ・コーティング・コースは3つ。スタンダードの「ヤナセ・ミラーフィニッシュ」を選んだ。傷のついた塗装面を剥離し、新たにガラス系のコーティング剤を塗布することで新車の輝きを取り戻すという。施工後の汚れはガソリン・スタンドの洗車機で洗い流せばオッケー。若返り効果は屋外駐車でも1年間持続というから、44号車にピッタリだ。

修復歴を発見

作業を担当したのはヤナセきっての磨きのプロ、阪下秀和さん。

「ベンツは塗装がいいんですよ。このクルマ自体の状態もいいですね。10点満点で7点。ボンネットは焼けてないし、ひび割れもない。右のリア・ドアは再塗装してるけど」

修復歴があったのか! ショック。とはいえ、わずかな肌合いの違いを見抜く阪下さんはさすがである。

作業は①洗車、②肌の分析、③鉄粉除去、④研磨、⑤洗車、⑥下地処理、⑦コーティングの順で行われる。阪下さんの作業は丁寧で滑らかだ。とはいえ、すべて手作業なので仕上げまでには丸1日かかる。料金はボディの大きさで異なるほか、新車か中古車かでも違う。中古Eクラスの料金は6万6150円。阪下さんの丁寧な作業を見れば見るほど、これは安いと思った。

ボディだけでなく、タイヤ&ホイールまで丁寧に洗う。
研磨で使用するコンパウンドは2種類。粒子の細かいもので再研磨する。
施工後は市販のワックスは厳禁。専用の光沢剤を使用する必要がある。

仕上げのコーティングは浸水系。ベターッと雨水が広がって、汚れを一緒に落とすのだという。

「コロコロと水玉が出来る撥水系はお薦めしません。汚れが残るだけでなく、たとえば、夏の夕立の後、強い日差しを浴びると水玉がレンズとなって塗装を傷めてしまうんです」

上の写真は最初の洗車が終わった状態。施工が完了した下の写真では、ボンネットに映り込んだ蛍光灯の輪郭がハッキリしているのがわかる。

「ヤナセ・ミラーフィニッシュ」を終えた44号車は、編集部にやってきたときよりツヤツヤ。鏡のように蛍光灯が映りこんでいる。

走りは絶好調の44号車。見た目も美しくなって、まさしく新車同然。

「このまま下取りにださないでくださいね。アハハ」 阪下さんも満足気に笑った。

文=荒井寿彦(ENGINE編集部) 写真=柏田芳敬

44号車/メルセデス・ベンツ300TE
MERCEDES-BENZ300TE
購入価格:168万円
導入時期:2008年9月
走行距離 3万4570km+2万535㎞

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