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PLAYING 2019.10.30 

高級ヨット「LY650」の販売が開始 操舵感もレクサス!?

レクサス・ブランドの高級ヨット、「LY650」の販売が開始された。米マイアミで行われた試乗会に参加した筆者が、レクサスの戦略と、そのインプレッションをレポートする。

トヨタにはマリン事業部があるが、開発は米国マーキー・ヨット社と共に行った。生産もマーキー・ヨットが担当するが、トヨタ生産方式を導入し、効率化と高品質化を図っている。

最近、いわゆるプレミアム・ブランド が"ライフスタイル"という言葉を使うようになった。「このクルマを買ったら、貴方のライフスタイルがこれまでとは違ったものになりますよ」みたいな、ちょ っとお節介なビジネス・モデルのようだけれど、正直に言ってピンとこない。

クルマを買ったらライフスタイルが変わるのではなく、みんな自分のライフスタイルに合ったクルマを買うんでしょうと自分なんかは思ってしまうからである。

レクサスも自らを"ラグジュアリー・ライフスタイル・ブランド"と標榜するメーカーのひとつである。『インターセクト・バイ・レクサス』と呼ぶ"ブランド体感スペース"を日本のみならずニューヨ ークやドバイにも展開したり、『ダイニン グアウト』という限定の屋外レストランをオープンしたり、『クラフテッド』の名の下に若い職人の手による商品の販売を行うなど、さまざまな試みを続けている。

レクサスは高級ヨット「LY650」を発表、LS、LC、LXに次ぐ第4のフラッグシップとして販売を開始した。65フィートのヨットはボリューム感のある造形で、サイド・ウインドウのモールの形状はLC を彷彿とさせる。メイン・デッキの下に 3つの寝室、上に操縦席を置く構造で、CFRPやGFRPを積極的に使い、高剛性・軽量なボディとした。 

メイン・キャビンにある操縦席。ボルボペンタ製の 12.8ℓ直列6気筒ディーゼル・ターボ・エンジン×2機をここから動かす。操舵はステアリングでもジョイスティックでも可能なバイ・ワイヤー式。上のデッキにも操縦席がある。
メイン・キャビンにはソファやキッチンが装備されるが、仕様やカラーはオーナーの要望に出来る限り応えるという。
大きなベッドが置かれたメインとゲスト用の寝室以外にも、乗船スタッフ用の寝室も設けられている。価格は3億円前後。装備や仕様によって大きく上下する。サイズは全長約20m、全幅6m弱。

試乗したLY650はすでにお客が付いているそうで、内装にはオーナーの要望が反映されている。家具やトリムなどの素材はもちろん高品質のものばかりなのだけれど、建て付けや取り付けの精度と剛性感が見事で、レクサスのクルマにどことなく通じると感じた。

操舵手に話を聞くと、通常のこのサイズのヨットよりも操縦に対するレスポンスがよく運転しやすいという。クルマに似ているのは見た目だけではないようだ。これならば、レクサスLC500でマリー ナまでのドライブを楽しんだ後にLY650 のステアリングを握ったとしても、違和感は感じないかもしれない。

そんなことを考えていたら、LCには乗ったことがある自分は、免許も経済力もないくせにLY 650を無性に操縦してみたい欲求にかられてしまった。レクサスのライフスタイル・ブランド戦略に、まんまとはまってしまったようである。

レクサス ホームページ https://lexus.jp/

文=渡辺慎太郎 写真=レクサス

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