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CAR 2019.10.29 

鎌田卓麻選手、モンゴルでラリー・クロスに挑戦!気分は騎馬民族!

会場は生まれも育ちも北海道の鎌田選手もびっくりの大草原。煙幕のようにもうもうと立ち込める土煙に大苦戦!

行ってきました初モンゴル。今回は全日本ラリーのサポートをしてもらっているサスペンション・メーカーのTEINからのお誘いで、モンゴルで年間数戦開催されている「SPEED CUP」というラリー・クロスのイベントにゲスト参加してきました。とは言うものの、日本を出発する時はどこで何をやるかもわからない状況。TEINからは「ヘルメットとレーシングスーツを持ってきてね」くらいのアバウトな感じで乗り込んだモンゴルでした。

ウランバートル空港に着くなり驚いたのが気温。モンゴルは日本と同じ夏ということで最高気温は25~30度になると聞いていたので、猛暑の日本と同じ格好で飛行機を降りたんですが、外気温は驚きの12度!!涼しいを通り越して寒いの領域です。その日は先着していたTEINのメンバーと合流して、羊の丸焼き(羊料理は北海道の方が美味しいかも)に舌鼓をうち終了。

翌日からは本番に向けて、マシンのシート合わせをすると聞いていたんですけど、ガレージに行ってみると置いてあったのは2世代前のGDB型インプレッサ。日本では2007年までラリーで使っていたインプレッサがモンゴルでは一線級のマシンのようで、12年ぶりのドライブ。シートを合わせて試走してみると、立派なカラーリングで室内にはロールバーもあるのに、ダートを走るために必要なリミテッド・スリップ・デフが入ってなかったり、ブレーキ・パッドもノーマルであることが発覚。

モンゴルにおいてモータースポーツはまだまだ歴史が浅く、マシンも日本では当たり前のことがそうではない現状にあるようです。本番の会場となったのは、ウランバートルから車で2時間くらいのところにあるチンギス・ハーン誕生の地(?)のような場所で、これぞモンゴルって感じの大草原。普通、ラリー・クロスというとサーキットを走るんだけど、騎馬民族のモンゴルでは、草原を馬の代わりに車で走る。目印もなにもないところに旗を立ててそこを曲がるという独自のスタイルで、コースもなにもあったもんじゃない。

8台×3レースで予選を行ったが、曲がらない車で格闘しながらなんとかトップでフィニッシュ。ポールポジションを獲得。そのまま決勝でも逃げ切る予定でしたが、手旗式の合図がよく解らず大きく出遅れスタートで大失敗。序盤は6位を走行していましたが、前走車が巻き上げる超絶な土ぼこりで全く前が見えずあえなく後退。こんな状況でもライバルのモンゴル人は見えているみたいでガンガン前へ行きます。そのまま後について行くと、こっちはどこかの旗を不通過してしまったみたいでなんと失格となってしまいました。あの状況でも走れるってさすが騎馬民族。スゴイです!異国でのちょっと変わったモータースポーツ。楽しかったです。

これぞモンゴルって感じの大草原を走るインプレッサ。正式大会名はなんと「SPEED CUP KAMADA EDITION」。今大会には21台が参加。マシンは何故か全車インプレッサです。

文=鎌田卓麻 写真=TEIN

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