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CAR 2019.8.30 

エンジン中古車探検隊が行く! 自然吸気V12を搭載した4ドアのアストン・マーティン! スタイリッシュで味わい濃厚!

ヴァンティッジやDBSなど新世代のアストンが続々と上陸しているが 中古車探検隊一行はお手頃になってきた4ドア・モデルに目を付けた。

(ウエダ)あけまして......というお日柄でもありませんが、平成31年も始まっちゃいましたね。

(アライ)平成は4月いっぱいでおしまいだけど。

(ワタナベ)もう街じゅう、どこに行っても何がなんでも、平成最後の〜 だよね。ウエダくんも想い出づくりに平成最後のスピード違反とかやっといた方がいいんじゃないの?

(ウエダ)やりませんよそんなの。それよりナベさんだって平成最後のお買い物とかしなくていいんですか?

(アライ)そういえばケイマン以来クルマ買ってないでしょう。

(ワタナベ)そうねぇ。でもケイマン は本当に便利なんだよ。荷物いっぱい積めるし燃費はいいし。

(ウエダ)それヴィッツとかの褒め言葉でしょ普通は。

(アライ)仕方ないよ。ナベさんとこはもう1台がRX - 7だし。

(ワタナベ)FDだとざっくりケイマンの半分ちょいくらいの燃費だからね。もう燃えてるんじゃなくて漏れ るんじゃないの?って感じ。

(ウエダ)まぁ燃費もさておき、機能的にも殆ど同じハッチバック・クーペですし、1台はもう少し使えるドア4枚のクルマであってもバチは当たらないかもしれませんね。

(ワタナベ)センチュリー欲しいんだよね。新型が出て先代の下取りが順調に認定中古車として補充されてきてるから、今はチャンスなんだよ。

(ウエダ)それ 、振れ過 ぎじゃないで す ?

(アライ)でも極上の12気筒に乗って おきたいというのはクルマ好きの夢 だからなぁ。今の御時世、なおさらに貴重なものになってきてるし。

(ウエダ)そうですか......。なんか 白々しいほど奇遇なんですが、実は今回探りに行くのも気筒のサルーンなんですよね。

(ワタナベ)それは白々しすぎるだろう。でもセンチュリーなら銀色がいいなぁ。あの銀はちょっと異常な光沢感だから。

(ウエダ)いや、センチュリーじゃないんですけどね。これなんです。

(ワタナベ)げげ、ラピードじゃない。

(アライ)それこそセンチュリーにこんな色、ありませんでしたっけ?

(ワタナベ)瑞雲ね。デミュアー・ブルー・マイカ・メタリック。デミュアーの意味は全然わからんけど、瑞雲っていわれた方がピンとくるね。

(ウエダ)こういう曖昧色はイギリス車の醍醐味のひとつですからねぇ。

(ワタナベ)でもそのぶん内装は南仏風味の明るい色で、なかなか趣味がいいよね。ピアノ・ラッカー・ベニアのオーナメントなんか、当時としてはハイカラな選択肢だったろうに。

ASTON MARTIN RAPIDE
ヒルズオートの車両保管スペースに並んでいたラピード 。中古車市場では白 、黒 、銀など比較的地味なボディ・カラーが多く、取材車のような車体色は希少 。なおアストン・マーティンは次期型ラピー ドはEVになると明言している。

インテリアの造形は同世代のDB9などとほぼ共通。センターコンソール上部にポップアップ式モニターが備わる。右上は後付けの車載レーダー。
後席もシートのサイズ自体はある程度確保されている。頭上の空間が狭めなのと車高が低いためやや乗り降りはしづらいが、足元は広くゆとりがある。シートバックは上半分だけ前へ倒すことも可能。

(アライ)この手のクルマはファース ト・オーナーのセンスが後々の商品価値にモロに反映されますからね。

(ウエダ)ちなみにこちらのヒルズオートさんは、アストンやロールスの物件には力を入れているそうで、特にヴァンクゥイッシュ系などは相当扱ってこられたそうです。

(アライ)時にラピードって、日本には結構生息してるのかな。

(ワタナベ)初期はドーンと売れて、アストンの販売の半分はこれって時期があったんじゃなかったかと。

(ウエダ)ラピードはいってみればDB9系をストレッチしたようなものでしょうから、メカニカルな話は概ねそっちと同調するんでしょうね。

(ワタナベ)聞いてみたところ、特に深刻なトラブルはないらしいよ。電気系がちょっと弱くてギアが入らなくなるとか、そんなことは稀に起こるらしいけど、ドアやハッチゲートなんかの開きものも全然OKとか。

(アライ)今はまだ中古車として一〜二巡目くらいでしょうし、値段も高かったでしょうから大事にされてきた個体が多そうですね。 ウエダそれが今、夢の三桁万円に入りつつあるというのが今回の探索のキモなんですよ

(ワタナベ) 三桁万円で買えるセダンといえば、ドイツ御三家だとEセグメントのV6スポーツ系が入るか入らないかって感じだよね。

(アライ)その価格で6ℓ12気筒のアストンが......って、確かにアガるわ。

(ワタナベ)デザイン的にも後期のデカいグリルよりこっちの方が端正でいいよね。でも走りの感じは後期の方が全然いいってお店の人も言ってた。それはよくわかる。

(ウエダ)アストンはロットが進むに連れての洗練度がすごいですからね。

(アライ)しかし、改めて座ってみると後席はやはり圧迫感がありますね。

(ワタナベ)こういうものとしては望外に座れるっていうくらいのものだよね。何年か前のジュネーブ・ショウに取材に行った時に、当時のアストンの社長だったDr.ベッツがこれの後席に乗って現れたんだよ。

(ウエダ)彼はそれほど大柄ではないように見えますが......。

(ワタナベ)それでも狭そうだった。でももっと狭そうだったのは、FFの後席に乗って現れたモンテゼモーロだったけど。

(アライ)社長も大変ですね......。まぁ子供や女性なら問題ないでしょう。

↑エンジン前方にスタッフのサイン入りプレートが。
客室と荷室の間仕切りは倒すこともできる。

(ワタナベ)ラピードのコンセプトは EVになって生き続けるのかもしれないけど、実務的にはDBXっていわれてるSUVに収斂されるんだろうね。でもこの豪快で粋な感じっていうのは、受け継がれて欲しいね。

(ウエダ)ナベさんも1つ受け継いで みたらいかがですか?

(アライ)燃費、ヘタするとFDと変わらないかもですよ。

(ワタナベ)......。

■アストン・マーティン・ラピード 2010年型
ブル ー ・メタリック / ホワイト
右ハンドル   6段AT   走行3万8566km   検2019年3月   修復歴なし   HDDナビ   リア・カメラ   ETC   998万円( 税込 )

2013年以降の、同じ6ℓV12ながら約81ps向上し、558psを発揮するラピードSの方が完成度は高いと話すのはヒルズオートの代表、永井悟さん。店内には 1963年型DB4(走行1万400km・価格応談)のような往年の希少なアストン・ マーティンの姿も。

■ヒルズオート田園調布ショールーム 東京都世田谷区 玉川田園調布2-1-1 TEL:03-3722-1101 
HP:https://www.hills-auto.jp

話す人=渡辺敏史+新井一樹(ENGINE編集部)+上田純一郎(ENGINE編集部)   写真=阿部昌也

(ENGINE2019年3月号)

※紹介した中古車の価格、在庫については、取材時のものです。

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