米国ではミドル・クラスのSUVとピックアップ・トラックばかり売れているようで、日本でもSUVばかり目につく昨今。でも2018年春から19年にかけて日本発売されたクルマは多様性に富んでいる。多様性こそクルマの命。
速い、楽しい。それでいて、アンダーステーテッドで、しゃれている。60年代にロータスを愛した伊丹十三氏が存命だったら、迷わず選びそう。
2位 マクラーレン720S(スパイダー含む)
スタイルも乗り味もびしびしとエッジの効いたモデルで、類のない個性。スパイダーなのに透明度が調節できるグラス・ルーフ装備もユニークだ。
3位 BMW Z4
Z4はスポーティカーだと思っていたけれど、新型に乗ったらピュアなスポーツカーだった。操縦性ばつぐん。エンジン最高。BMWの真骨頂。
4位 レクサスRC(RC F含む)
2018年秋のマイナーチェンジでみちがえるほどよくなった。RC Fは未試乗だが、RC300でもかなり楽しい。運転好きのために作られたレクサス。
5位 ジャガーIペイス
低重心の専用プラットフォームを持つだけあり、ハンドリングよく、大きなバッテリーとモーターでパワフル。EVの明るい未来を予見させてくれる。
6位 BMW 3シリーズ・セダン
BMWは顧客より理念を重んじたクルマづくりをする、と某国内メーカーの技術者に聞いた。そのとおりの出来。やや大きくなりすぎたのが残念。
7位 アストン・マーティンDBSスーパーレッジェーラマット・ベッカー率いる新世代のアストンは迷いがふっきれたようで、スカッと楽しい。ラインナップも整理され、その中でも万能選手がこれだ。
8位 フォルクスワーゲン・ポロ(ポロGTIを含む)
ポロGTIは乗る者を昂揚させるコンパクト・ホットハッチ。最新のT-CROSSでも抜群のハンドリングを実現するVWだけに、面目躍如の出来だ。
9位 メルセデス・ベンツAクラス
MBUX初導入モデルで、デビュー時のインパクトはデカかった。ハンドリングも歴代Aクラスでベストの出来で、小さいけれど上質な乗り味だ。
10位 スバル・フォレスター
性能とパッケージと価格によるベストバリュー。それだけにキープコンセプトすぎるスタイルはやや残念。個人的にはe-BOXERの走りがより好み。
11位 メルセデス・ベンツGクラス(AMG G63を除く)
メルセデス・ベンツのすごいところは、標準モデルもAMGもディーゼルも、違うよさがあるところ。加熱人気が落ち着いたときが買い時かな。
12位 ランボルギーニ・ウルス
SUVもウルトラスポーティと独自路線を進む姿勢がよい。スタイリッシュでいいが、日本では大きめサイズゆえやや敬遠されがちとか。惜しい。
13位 ボルボXC40
内容的にはベストのSUVの1台。幸せな乗り味のベースモデルから高性能Rデザインまでハズレがないのがすごい。本当のライフスタイル・カー。
14位 シボレー・カマロ(コンバーチブル、SS含む)
なぜ日本では販売がイマイチなのか、理解に苦しむぐらい楽しい。2ℓでも充分トルキーで、スタイルを求めて買っても充分報われる。
15位 トヨタ・センチュリー
漆黒の塗色は車外で襟元を正すさい鏡として使えるように磨くという。後席の居心地もすばらしくよい。他で体験したことのない世界が味わえる。
16位 トヨタRAV4
コーナリング中に踏み込むと真価のわかるトルクベクタリング機構つき4輪駆動にも感心。日本ではもう少し年寄り向きに作ってもよかった?
17位 アウディA8
縮小ぎみの高級セダン市場とはいえ、いいクルマを作ろうとまっすぐに取り組む姿勢がびんびん伝わってくる。Sクラスとまた違うよさがある。
18位 ホンダCR-V
米国の路上でもカッコいい新型は、ガソリン車もハイブリッド車もともに走りが楽しめる。作りのクオリティも高い。価格もけっこう高いが。
19位 スズキ・ジムニー(シエラ含む)
高速と山道の二つしか見ていないギア比は市街地でツラいが、街乗りではかつてのGクラスをしのぐ自己満足感。スタイルは新しい提案が欲しい。
20位 レンジローバー・イヴォーク
高品質でコンパクトサイズのSUVという希有なコンセプトは新型でも光る。もっと上の順位にしたかったが、従来型と勘違いしてこの点。
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