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CAR 2019.4.25 

ホンダのスモールSUV、ヴェゼルのターボ・モデルはほどよくスポーティ

迫力満点の新しい顔に大きな注目が集まっているが、エンジンをはじめ、全方位的にブラッシュアップした中身の出来もなかなかのものだった。

外観における他のグレードとの違いはヘッドライトのガーニッシュが微妙に異なる程度に留まる。革とスウェードを組み合わせたシート表皮をはじめ、内装の仕立てはスモール・カーとは思えないほど上質。ちなみにお値段は290万3040円。同サイズの輸入車にも手が届く価格帯だ。

ホンダ・ヴェゼルはフィットをベースに開発されたスモールSUV。デビューは2013年末なので、すでに発売から5年以上が経過した。そろそろ次期モデルのウワサが立っても不思議ではない時期に来ているが、販売の勢いは未だ衰えず。販売台数ランキングでトップ10に顔を出すことこそなくなったものの、2018年も月平均5000台を維持。販売面で先代までの勢いがない現行型フィットの穴を埋めるに余りある活躍を続けている。そんなヴェゼルに今回新たに加わったのが"ツーリング"。シリーズの最上級グレードで、「ラグジュアリーとスポーティを兼ね備えた」とホンダは言う。

一番の注目点はエンジン。CR-Vやシビックなどにも搭載される1.5ℓ直4ターボが採用された。出力は172ps/22.4kgmでCVT+前輪駆動との組み合わせ。CR-Vで試乗したときはよく働くもののパンチに欠けるエンジンだと思ったが、ヴェゼルではトルクの力強さが明確に感じられ、高回転域まで回す楽しみのある、スポーティ・モデルらしい仕上がりを有していた。

また、ボディ剛性のアップやツーリング専用設定の姿勢安定制御装置の採用などにより、操縦安定性能も向上。従来グレードと比べると、シャシーも俊敏かつ意のままに操れる感覚が増し、スポーティを謳うモデルに相応しいハンドリングを手にしていた。エンジンもシャシーもほどよくスポーティ。実用性だけでなくちょっと刺激も欲しい、ツーリングはそんな人に最適な1台だ。

文=新井 一樹(ENGINE編集部)

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