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CAR 2019.4.10 

伝説のタルガ・フローリオ。コースを攻めるか、絶景を楽しむか!?/シチリア・ドライブ2

◇SS120 Floriopoli(フローリオポリ) → A19 Castellana Sicula(カステッラーナ・シークラ)/50km・約1時間10分
伝説のスポーツカー・レースTarga Florio(タルガ・フローリオ)[1906-1977]のコース。現在もクラシックカー・レースなど多くのイベントが開催されている。スタート・ゴール地点であるフローリオポリは、道幅が広がりピットや観客スタンドが残されている。ピットで働くメカニックの姿が描かれ、レース気分を盛り上げてくれる。今日はここからスタートしてSS120を南に走る。海を背にして、山間部へ分け入っていく。アップダウンとともにクネクネとカーブが続く、まさにワインディング・ロード!

スタート・ゴール地点のフローリオポリ。

コースには所々にタルガ・フローリオの案内板がある。今回は青線(GRANDE)の1/3を走る。

シフトアップ、ダウンを繰り返しながら懸命に走るも、前を走るトラックについていくことすら難しい。この道に慣れ親しんでいるシチリアのドライバーは、カーブの先が見えなくても、躊躇なく突っ込んでいく。タイヤの細い昔のチンクエチェントも、スピードを緩めることなくカーブを曲がる。対向車が同じような勢いでカーブから出てきても、大きくセンターラインを割ってくることはない。無謀なように見えても、彼らにはクルマと路面の限界値を攻めるドライビング・テクニックがある。徐々に自然が濃くなっていく。新緑のグリーンは力強くて、キラキラ輝いている。遠くの山の頂にはまだ雪が残り、「ここはハイジの住むアルプス?」と思った瞬間、羊の群に囲まれていた。

文=山元琢治(ENGINE編集部)  写真=増田岳二

「タルガ・フローリオ」の動画はこちら。

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