燃料価格高騰が欧州経済を直撃 ウクライナへの実質的支援は困難か
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【10月12日 CGTN Japanese】ウクライナのゼレンスキー大統領は10月10日、ソーシャルメディアに投稿し、同日、欧州各国の首脳と電話会談を行い、ウクライナへの支援拡大とロシアに対する制裁強化を呼びかけたことを明らかにしました。米国がロシア産ディーゼル燃料に対する制裁を一方的に緩和したことを受け、ゼレンスキー大統領はフランス、英国、フィンランド、ノルウェーなど欧州各国の首脳と急きょ電話会談を行い、対応策を協議しました。中国の専門家は、燃料価格の高騰が欧州経済に打撃を与えていることから、欧州諸国がウクライナに実質的な支援を行うのは難しいとの見方を示しています。
北京外国語大学地域・グローバルガバナンス高等研究院の崔洪建教授は取材に応じ、「現在のディーゼル燃料の問題に関しては、欧州の大半の国がウクライナと足並みをそろえるのは難しいだろう。ロシアは依然としてディーゼル燃料の貿易において非常に重要な地位を占めている。ロシアとウクライナの紛争の影響がさらに広がったことにより、今年に入ってから欧州の大半の国でディーゼル燃料の価格が急騰しており、欧州のディーゼル燃料の平均価格は年初から40%以上上昇している。欧州は世界的なディーゼル燃料価格の変動や高騰によって最も大きな打撃を受けている地域である。こうした状況の中、ウクライナは欧州諸国に支援を求め、自国のために前面に立ってロシアに対抗してもらいたいと考えているが、欧州諸国にとっては難しい選択となる。ウクライナへの支援とロシアへの制裁を継続するという目標からすれば、欧州側が米ロ間の共通認識を歓迎しないことは明らかだ。しかし、自国の経済的負担や国民生活への影響を考えれば、米ロ間の共通認識によって国際的なディーゼル燃料価格が下落するのであれば、それは欧州諸国の経済や国民生活の利益にもかなうことになる。こうした背景から、欧州は当面、慎重に情勢を見極める姿勢を維持する可能性が高い」と話しました。 (c)CGTN Japanese/AFPBB News