ロシア東部で2例目のペスト感染疑いと報道、政府は「誤報」だと主張
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【10月8日 AFP】ロシア東部シベリア連邦管区イルクーツク州で2例目のペスト感染疑いが報じられたが、ロシア政府は7日、一連の報道を「誤報」だと否定した。
ロシアの独立系メディア「バイカルの人々」は2日、イルクーツク・ペスト対策研究所に勤務する女性検査技師、ダリア・シピロワさん(28)がペストにより死亡したと報じた。ペスト菌入りの試験管を誤って割ってしまったことで肺ペストに感染した可能性があるという。
その後、同研究所の2人目の職員がペストに感染した疑いがあると報じられたことで、国際的な懸念が高まっている。
米国、欧州連合(EU)、世界保健機関(WHO)はロシアに対し、状況を包み隠さず明らかにするよう求めた。
モンゴル政府は7日、「ロシアとの国境検問所で、水際対策として入国者の健康状態を一定期間追跡・観察し感染症の流入を防ぐ措置を実施している」と発表した。
WHOのテドロス・アダノム・ゲブレイェスス事務局長もロシア当局に対し、イルクーツク・ペスト対策研究所で「原因不明の肺炎を発症した2人目の職員に関する報道」について明確な説明をするよう要求した。
一方、ロシア当局は火消しを図っており、死亡した女性の死因は「肺炎」だと断定し、大流行の危険性はないと強調している。
記者団に2例目の感染疑い例に関する報道について問われると、ロシア大統領府(クレムリン)のドミトリー・ペスコフ報道官は、「この状況に関してメディアが報じている情報の大部分は誤報だ」と回答。
ロシア消費者権利保護・福祉監督庁(ロスポトレブナゾール)の公式発表のみを信用すべきだと主張した。(c)AFP