トランプ氏、ロシアのNATO攻撃を否定「攻撃してくることはない」
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【8月28日 AFP】ドナルド・トランプ米大統領は27日、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が北大西洋条約機構(NATO)加盟国を攻撃することはないと強調し、米国がロシアに対しNATO加盟国を攻撃しないよう警告したとの報道を打ち消した。
米中央情報局(CIA)のジョン・ラトクリフ長官による異例のロシア訪問がさまざまな臆測を呼ぶ中、ロシア大統領府(クレムリン)も報道を「不安をあおる記事だ」と一蹴した。
トランプ氏はホワイトハウスで記者団からプーチン氏がNATOを攻撃しないことに同意したのかと問われると、「彼とは良い話し合いをしてきた。彼がNATO加盟国の領土を攻撃することはない」と語った。
米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)と米CBSニュースによると、ラトクリフ長官のロシア訪問の目的は、ロシアがNATOを試そうとする可能性があるとの米情報機関の分析を踏まえ、ロシアのNATO攻撃を未然に防ぐことにある。
WSJは具体的に、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が数年以内に「限定的な攻撃」を通じてNATOを試す可能性があるとの見方を示している。
ラトクリフ長官がそうしたメッセージを伝えたのかと問われると、トランプ氏は「その件についてのコメントは控えるが、彼ら(ロシア)が攻撃してくることはない」と答えた。
クレムリンも27日早朝、ロシアがNATOを攻撃する可能性に関する報道には根拠がないと否定した。
ドミトリー・ペスコフ大統領報道官は定例記者会見でコメントを求められ、「現在、そのような不安をあおる記事が多数報道されているが、当然ながら事実無根だ」と述べた。
ぺスコフ氏はウクライナ問題について、ロシアは「平和的な手段で目標を達成することを望んでいるが、その機会がない以上、特別軍事作戦を継続するしかない」と述べ、ウクライナ侵攻を継続すると付け加えた。
ウクライナはウォロディミル・ゼレンスキー大統領とプーチン大統領の対面での和平会談を希望しているが、ロシアは繰り返し拒否し、代わりにウクライナ東部ドンバス地域(ドネツク、ルハンスク両州)の割譲を要求している。
CIA長官がロシアを訪問するのは2021年11月以来。この時ウィリアム・バーンズ長官はロシアに対し、ウクライナに侵攻しないよう警告した。
だがその3か月後の2022年2月、ロシアはウクライナへの全面侵攻を開始。第2次世界大戦以降の欧州で最悪の紛争に発展した。(c)AFP