インドネシア・スマトラ島で豪雨、洪水で10人死亡 被害拡大の恐れ
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【4月28日 AFP】インドネシアのスマトラ(Sumatra)島で、数日間にわたって降り続く豪雨により洪水と土砂崩れが発生し、災害当局によると、28日現在で少なくとも10人が死亡、8人が行方不明となっている。
豪雨の被害が出ているのは、ブンクル(Bengkulu)州内の9つの地区や町。約1万2000人が避難を余儀なくされたほか、建物や橋、道路が多数損壊した。既に一部の地域では水が引いたものの、現在も孤立している地域があるため、被害の全容は現時点では把握できていないという。
国家災害対策庁のストポ・プルウォ・ヌグロホ(Sutopo Purwo Nugroho)報道官は、「この災害の影響は拡大する可能性がある」と述べ、洪水で複数の負傷者が出ていると明らかにし、さらに、このまま豪雨が続けば、再び土砂崩れや洪水が起きる恐れがあると警鐘を鳴らした。
ブンクル州の複数の地域で撮影された航空写真には、増水で堤防が決壊した河川や、冠水した集落が写っている。(c)AFP