【4月17日 AFP】米シンクタンクの戦略国際問題研究所(CSIS)は17日までに、北朝鮮・寧辺(ニョンビョン、Yongbyon)の核施設で5つの特殊車両の動きを確認したと発表した。北朝鮮が放射性物質の再処理を行っていた可能性もあるという。

 CSISによると、今月12日に撮影した寧辺の核施設の衛星画像を分析したところ、ウラン濃縮施設と放射化学実験場の近くに5つの特殊車両が写っていたという。

 CSISは「これらの特殊車両は過去にも、放射性物質の運搬や核燃料の再処理に関与していたとみられている」と指摘。また車両の配置から、今回も同様の活動に関与していた可能性は排除できないという。

 北朝鮮は昨年始まった一連の米朝協議の間、一時的に核・ミサイル実験を中止していたが、国際原子力機関(IAEA)によると今年2月末から寧辺の核施設で活動の兆候がみられるという。(c)AFP