【4月6日 AFP】カナダのジャスティン・トルドー(Justin Trudeau)首相は5日、今年10月に行われる同国の総選挙にロシアが介入する恐れがあることを指摘し、対策を進めていることを明らかにした。

 トルドー首相はトロントでの記者会見で「過去何年にもわたり、外国の主体による介入や、そうした主体の影響とみられる事象が民主主義のプロセスにおいて増加している」と説明。

「多くの対立的な選挙活動、多くの対立的なソーシャルメディア活動、つまり、われわれの政治をかつてよりもずっと対立的で怒りに満ちたものにした情報の拡散の背後に、ロシアのような国々がいることは明白だ」とした。

 さらに同首相は、「6か月後の選挙の結果が確実にカナダ国民によって決定されるようにするため、カリナ・グルド(Karina Gould)民主機構相が複数の重要な施策を進めている」と述べた。

 カナダ政府は1月末、総選挙での情報操作や外国の介入の阻止を担う特別対策班を設置したことを発表した。(c)AFP