【2月28日 AFP】オーストラリアの気象局は28日、昨年12月から今年2月の平均気温が過去最高を記録し、観測史上最も暑い夏だったと発表した。秋も平年より乾燥し、高い気温が続く見通し。

 確定値は3月1日まで明らかにならないものの、今夏3か月間の平均最高気温と平均気温が長期平均を2度以上上回るのは確実だという。

 さらに降水量も平年を下回り、数か月にわたって豪東部・南東部の広大な農業地帯で続いている深刻な干ばつも和らいでいないという。

 気象局はこれに先立ち、今年1月の平均気温が観測史上初めて30度を超え、最も暑い月だったと発表していた。

 気象局のアンドルー・ワトキンス(Andrew Watkins)氏は高い気温と少ない降水量について、インド洋と太平洋の気象のパターンが一因と指摘するとともに、長期的な気候変動も関係しているとの見解を示した。(c)AFP