【10月11日 AFP】来年に迫る英国の欧州連合(EU)からの離脱(ブレグジット、Brexit)を前に、フランス市民権を申請した英国人の数が、2015年以降で8倍に増加している。仏当局が10日、明らかにした。

 フランス内務省の公式統計によると、2015年には386人だった英国人の申請者は、2017年には3173人に増加。さらに2018年は前半期だけで、1370人からの申請があったという。

 現在の英国では、その他のEU加盟国と同じく、外国人も地元住民と同様の労働権と住民権を保証されている。しかし英国は2016年に国民投票でEUを離脱することに賛成した。

 フランス内務省は、ブレグジットをめぐる事情がフランス国籍取得を希望する英国人の数を大幅に増加させていると述べた。(c)AFP