【2月21日 AFP】ドイツ西部フランクフルト(Frankfurt)の裁判所は20日、ホテルの一室で「悪魔払い」と称していとこの韓国人女性(41)に暴行を加え窒息死させたとして、主犯格の韓国人の女(44)に禁錮6年の判決を下した。

 独DPA通信によると、「悪魔払い」に関わったとして逮捕・起訴された残りの被告4人には禁錮1年半~2年の執行猶予付きの有罪判決が下された。この中には被害者女性の息子(16)も含まれている。

 検察によると、フランクフルトのホテルに滞在していた2015年12月、被害者女性が独り言をつぶやいたり脈絡なく暴言を吐いたりし始めたため、被告らが暴行を加えて「悪魔払い」を試みた。被害者女性は「胸部を強く圧迫され、首に激しい損傷を受けた」ことにより窒息死した。

 フランクフルトの地区裁判所の判事らは、主犯格の女について、死につながる身体的な危害を加えた罪で有罪判決を下した。この被告の息子(22)、娘(19)、いとこ(16)にも有罪判決が下されている。(c)AFP