【10月10日 AFP】ドイツの警察当局は10日、爆弾を使った攻撃を計画していたとして先週末から行方を追っていたシリア人の男、ジャベル・アルバクル(Jaber Albakr)容疑者(22)を、東部ライプチヒ(Leipzig)で昨夜逮捕したと発表した。

 警察は8日、ライプチヒから85キロ離れたザクセン(Saxony)州ケムニッツ(Chemnitz)にある集合住宅の一室で、数百グラムの爆発物が隠されているのを発見。「TNT火薬より危険」で少量でも極めて大きな被害をもたらすと発表し、この部屋に住んでいたアルバクル容疑者の行方を2日近くにわたって追っていた。

 地元メディア報道によれば、見つかったのはTATPという自家製の爆発物で、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」がフランス・パリ(Paris)とベルギー・ブリュッセル(Brussels)で行った襲撃事件で使われたものと同じだという。

 また日刊紙・南ドイツ新聞(Sueddeutsche Zeitung)は、アルバクル容疑者がインターネットを通じてISと接触していたとの見方を報じている。(c)AFP