【3月10日 AFP】(写真追加)スロベニアなど西部バルカン諸国は9日、ギリシャから欧州北部を目指す移民らの移動ルートとなっている国境を一斉に閉鎖した。

 ここ数か月、数十万人の移民がたどった移動ルート上にあるスロベニアとクロアチアでは深夜から、移民の入国が禁止された。セルビアもこうした動きに続くと表明した。

 欧州連合(EU)加盟国であるスロベニアは、同国で難民申請をする移民や「人道的見地やシェンゲン協定(Schengen Agreement)に従って」入国を求める移民のみ例外的に入国を認めると述べた。

 トルコから海路でEUへと向かう際に主要な玄関口となっているギリシャの当局は9日、現在のところ約3万6000人の移民が滞留していると述べた。警察当局は、さらに4000人の所在が分かっていないとしている。

 マケドニアは7日以降、一人の入国も認めていない。(c)AFP/Bojan KAVCIC