【10月15日 AFP】パキスタン中部パンジャブ(Punjab)州で、警察官から集団性的暴行を受けたと告訴したが受理されなかった10代少女が警察署前で焼身自殺を図り、その後死亡した。警察当局と人権活動家らが14日、明らかにした。

 ソニア・ビビ(Sonia Bibi)さんは13日、同州ムザファルガル(Muzaffargarh)の警察署前で自分の体に火をつけた。ビビさんはただちに近郊ムルタン(Multan)の病院に搬送されたが、やけどがもとで死亡した。

 ムザファルガルの警察幹部はAFPの取材に対し、ビビさんは警察官2人に拉致されレイプされたと訴えていたとみられるが、告訴は受理されていなかったと述べた。この事件で、警察官2人が逮捕されたほか、ムザファルガル警察署長が職務怠慢で停職処分を受けたという。(c)AFP